ファイル選択ダイアログの強化に「DialogHandler」

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各種ツールで「ファイルを開く」や「名前を付けて保存」をクリックすると表示されるダイアログ。目的のフォルダを目指して移動する……のは面倒だ。「DialogHandler」を導入すると、よく使うフォルダに一発で移動できるようになるぞ。

「DialogHandler」は、開く/保存などファイル選択ダイアログを表示した状態で、目的のフォルダへの一発移動を行うためのツール。例えば、「動画フォルダへ移動する」というショートカットをデスクトップ上に作成しておくことができる。動画プレイヤーでファイルを開くダイアログを表示させた状態でショートカットをダブルクリックすれば、一発で動画フォルダへ移動するようになるのだ。開くフォルダをコマンドラインから制御する仕組みなので、ランチャーやマウスジェスチャーなど、他のツールと組み合わせやすいのも特徴だ。久しぶりのバージョンアップでVistaとの親和性も上がり、ほぼ全てのツールに対してファイル選択ダイアログの制御を行うことができるようになった「DialogHandler」を紹介しよう。

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「DialogHandler」を作者のページからダウンロードして解凍し適当なフォルダにコピー。右クリックからショートカットを作成し、作成したショートカットのプロパティ」を開く。「ショートカット」タブの「リンク先」で表示されているパスの後に下記の形式で開くフォルダのパスを追記する。

before: "DialogHandler本体のパス"
after: "DialogHandler本体のパス" "開くフォルダのパス"

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作成したショートカットをデスクトップなど適当な場所にコピーし、分かりやすい名前を付けておこう。移動先フォルダの名前などを付けておくと良い。

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WMPなど適当なツールでファイル選択ダイアログを開き、この状態で先ほどコピーしたショートカットをダブルクリック。

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先ほど設定したフォルダへ一発移動を行うことができる。

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WMPに限らずプレイヤー系のツールにも限らず、WORDなどほぼ全てのツールで利用可能だ。

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コマンドラインを利用する仕組み上、様々なツールと組み合わせて利用できる。例えば、ランチャーに各フォルダへの移動ショートカットを登録しておくのも良いし、作成したショートカットを実行するマウスジェスチャーを別ツールで作成するのも良いだろう。

2007年12月06日 23時30分
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