過去にクリップボードに保存した内容を記憶して、何度でもコピー＆ペーストを繰り返せる拡張ツールは色々あるが、どれもOSの壁を超えられないものばかり。ウェブの情報のみでいいなら、Chrome拡張機能の「Smart Clipboard」を利用すればいい。

「Smart Clipboard」は、クリップボードに保存した内容を記録し、いつでも呼び出せるようにするツールだ。クリップボードはOSの機能なので、基本的にそのOS専用のツールがほとんど。ただし、Chrome拡張ならばOSの違いに左右されずに、同じツールを利用できる。
「Smart Clipboard」は、Chrome上でコピペされた内容の履歴をまとめて表示してくれる。ちょっと前にコピーした内容をもう一度貼り付けたい、といった場合に、クリップボードの履歴を遡れるぞ。なお、対象となるのはChrome上でコピペされたデータのみ。テキストエディタなどのChrome以外のツール、また画像などテキスト以外のデータは保存されないのに注意しよう。

■ Chrome上でコピペされたクリップボードの履歴を表示する

「Smart Clipboard」を公式サイトからダウンロードし、インストールしよう

Chromeのブラウザ上に表示されているウェブページの内容をコピーしてみよう

コピーを行うと、Chromeの画面上部に「+One Clip added to clipboard!!!」と表示され、クリップボードにコピーされたことが示される

Chromeのツールバーの「Smart Clipboard」のアイコンに、クリップボードに送り込んだデータの数が表示されている。クリックすると、内容が表示されるぞ

どんどんコピーすることで、次々と「Smart Clipboard」にデータが送られる。ポップアップからコピー内容をクリックすれば、クリップボードの内容がそのデータに置き換えられる。これで過去にコピーした内容を遡って、再びコピー＆ペーストが行えるのだ