「FFFTP」でサーバーにアップロードするファイルの属性(アクセス権限)を指定する
サーバーへのファイルの転送に定番ソフトの「FFFTP」を利用している人は多いはず。システムをサーバーに設定する際には、転送した後でファイルの属性を変更して、アクセス権限を指定するのが基本だが、数千にも及ぶファイルを設定するのは骨が折れる。アップロードしたファイルの属性を自動的に設定する方法を覚えておこう。
「FFFTP」を使ってサーバーにシステムを丸ごと導入する際に厄介なのが、アクセス権限の設定だ。PHPなどのファイルは、アクセス権限を変更しないと正しく動作しないが、大規模なシステムで数千にも及ぶファイルがある場合、いちいちフォルダを開いて属性を設定し直すのは大変な作業となる。
FFFTPでは、転送したファイルの属性を自動的に設定する機能がある。これですべてのファイルが対象となる「*」を設定すれば、全ファイルが指定のアクセス権限でサーバーに配置される。特定の拡張子のファイルのみ対象にしたい場合、例えばPHPのみを設定したいときは「*.php」と入力すればOKだ。この設定を覚えていれば、ファイルのアクセス権限の設定がだいぶ楽になるぞ。
■ FFFTPで転送されるファイルの属性を自動設定する
FFFTPでファイルをサーバーにアップロードすると、属性が制限された設定で転送される
属性を変更するには、ファイルを右クリックしてメニューの「属性変更」をクリック
「属性の変更」でチェックボックスの有効/無効を切り替えて、属性を変更できる。しかし、数百・数千ものファイルになると、これも大変な作業となる
「オプション」が開いたら「転送3」タブを選択。すでに登録されている設定を削除して「追加」をクリックしよう
ファイル名に「*」を設定。これですべての転送ファイルが対象となる。「属性」にファイルに設定したい属性を入力しよう。例えば「777」とすれば、すべてのユーザーがフルアクセスできるファイルとなる