IEで突然、「システム上でスパイウェアを検出しました」というページが起動して驚いた人はいないだろうか。これはセキュリティソフトではなく、ウイルスの仕業。通常のウイルス対策ソフトでの削除は難しいので、「ノートンパワーイレイサー」を利用しよう。

IEで「システム上でスパイウェアを検出しました」という表示と共に、URL「http://s.ad120m.com」のページが開く場合、マシンに入り込んだウイルスが悪さをしている。セキュリティソフトの監視をかいくぐって感染するケースが多く報告されており、既存のウイルス対策では対処が難しいようだ。
こういったウイルスやスパイウェアのために、ノートンは「ノートンパワーイレイサー」を無償提供している。これは、ウインドウズを再起動させて、その間にシステムファイルの奥深くまでスキャンを行い、ウイルスやスパイウェアを駆除するソフト。
「s.ad120m.com」以外にも、駆除の難しいウイルス・スパイウェアに有効なので、アプリやアドオンの削除でも消去しきれない広告がある場合は、これで一度徹底スキャンしてみよう。

■ 「システム上でスパイウェアを検出～」の画面を消すには？

「システム上でスパイウェアを検出しました」という内容のページ（URLは「http://s.ad120m.com/」）が、IEで勝手に立ち上がるようになった場合、システムにウイルスが入り込んでいる

「ノートンパワーイレイサー」を公式サイトからダウンロードして起動

使用許諾契約が表示されるので「同意」をクリックする

「ノートンパワーイレイサー」が起動したら、「リスクのスキャン」をクリックしよう

OSの再起動の確認ダイアログが表示される。作業中のファイルがある場合はすべて保存してから「再起動」をクリックしよう

ウインドウズの再起動後、「ノートンパワーイレイサー」が自動的に起動し、スキャンを開始する。完了までしばらく時間がかかるので待機しよう

スキャンの完了後、OS内に入り込んでいたスパイウェアやウイルスがあった場合、表示される。「処理」は既に「削除」になっているので、ここから特に作業を行う必要はナシ

左下の「終了」をクリックしよう。これでスパイウェアの駆除作業は完了だ