鉄道・スポーツ撮影では最強!キヤノンのAPS-C機フラッグシップ「CANON EOS 7D MarkII」登場
キヤノンのAPS-C機の名作と言われた「CANON EOS 7D」。その後継機がついに発表された。その名も「CANON EOS 7D MarkII」。定評のあった高速連写、オートフォーカス性能にさらに磨きがかかり、長年待ちわびた「7D」ユーザーを満足させるスペックとなっている。
「CANON EOS 7D MarkII」は、CANONのAPS-Cモデルの最上位機だ。
「APS-C」とは画像素子のサイズ規格で、現在、デジタル一眼レフでもっとも普及している規格でもある(これより大きい「フルサイズ」は完全プロ仕様で、価格も大きく跳ね上がる)。つまり、キヤノンのAPS-C機のフラッグシップを謳う本機は、コンシューマー向けのデジタル一眼レフの頂点に位置するモデルと言える。
元々「EOS 7D」は高速連写とオートフォーカス性能に優れており、鉄道やスポーツの場面など動きのあるシーンの撮影を得意とするモデルだったが、「EOS 7D MarkII」は画質・動画・高感度設定も最新の技術水準に引き上げられ、隙のない完成度となっている。
発売は11月で、価格は20万円前後(ボディのみ)。なお、キヤノンでは近い価格帯に「EOS 5D MarkⅢ」というフルサイズ機の人気モデルがあり、こちらは2009年の発売で、現在の実売価格は28万円前後となっている。
画質の面では「フルサイズ(5D MarkⅢ)>APS-C(7D MarkII)」となるため、どちらを選ぶかは悩みどころ。APS-C機は豊富なレンズのバリエーションが魅力なので、レンズを楽しみたい人は、「EOS 7D MarkII」、とにかく徹底的に画質を極めたい人は「EOS 5D MarkⅢ」、という基準で考えるといいだろう。
2014年09月16日 23時46分