IEのスタートページ設定が勝手に「Search Protect」に変更された。戻し方を教えて。
「Search Protect by conduit」に限らず、ある日突然、ブラウザのスタートページが設定した記憶のない検索サービスになることがある。これは、ソフトのインストールなどの際に紛れ込んだスパイウェアによって設定を変えられたためだ。
ブラウザのスタートページが改変された場合、システムにはスパイウェアが入り込んでいる。このスパイウェアを見つけ出して排除するのは並大抵ではない。操作が面倒で、あまり信頼性のおけないスパイウェア駆除ソフトを使うよりは、ブラウザの設定を元に戻してから、「システムの復元」を使って、スパイウェアの入り込む前の状態に戻す方が確実だ。
ここでは、IEの設定を変えられた場合の対処方法を解説する。IEの設定はリセットされるし、「システムの復元」により、バックアップ後にインストールしたソフトは再インストールが必要になるが、確実にスパイウェアの影響から逃れられる。設定やファイルのバックアップの準備を万全にしてから実行しよう。
■ ブラウザのスタートページを改変するスパイウェアを駆除
IEを起動したときに、設定した記憶のないスタートページが表示されることがある。画像は「search.conduit,com」という検索サービスが表示されている
IEの右上の歯車アイコンをクリックして、メニューから「インターネットオプション」をクリックしよう
「インターネットオプション」の「詳細設定」タブを開き、右下の「リセット」をクリックしよう。IEが初期状態になるため、改変された設定はすべて元に戻る
それでも元に戻らない場合は、Cドライブの「Windows」→「System32」から「rstui.exe」というEXEファイルを実行しよう
最後にシステムがバックアップされた日時を選択して「次へ」をクリックしよう。システムがバックアップ時の状態に戻る。後からインストールしたソフトなどは消えてしまうが、システムからスパイウェアを完全に駆除できるぞ