iTunesパーティーシャッフルを少し賢くする「Playlist Assist」
ネトラン本誌でも何度か書いた話だが、PC上で使う音楽プレイヤーソフトには「BGM再生プレイヤー」としての機能が必要だ。他の作業をしながら何となく音楽を流し続ける機能。いつも同じアルバムを同じ曲順で聴いていると頭が凝り固まってしまうし、「次はどの曲をかけよう」なんて考えてたら作業がはかどらない。iTunesのパーティーシャッフル機能は、ライブラリ全体からランダムに選び出した曲を流し続けることができるので、この「BGM用途」という面で便利な機能だ。ただ、自分の意志を反映させる仕組みが少ないのがネック。iTunesを補助する海外製フリーソフト「Playlist Assist for iTunes」は、正直言って現状で実用的にどの程度使い物になるか何とも言えない部分があるが、コンセプト的な意味で面白いツールなので紹介しよう。
「Playlist Assist for iTunes」を作者のページからダウンロードしインストール。
起動時にはiTunesライブラリを読み込むので少し時間がかかる。
「Seed Playlist」で「パーティーシャッフル」を選択。適当に曲が選ばれるので、何となく気分に合う曲にチェックを入れて「Add」。
その曲がパーティーシャッフルの再生予定曲の最後尾に追加される。「Playlist Assist for iTunes」内のリストも更新され、「Add」した曲に似た曲がリストアップされる。また機会を見てチェック→「Add」。
「似た曲」はライブラリ情報ベース。従って基本的には同じアーティストの曲を選んだ方が動作が明確になるのだが、別に先ほどと同じアーティストを選ばなければならないという訳ではない。
「Add」する度に「Playlist Assist for iTunes」内のリストも更新され……、と後はこの繰り返し。
再生しているのはパーティーシャッフルなので、「Playlist Assist for iTunes」を放置しておけば勝手に新しい曲が追加されていく。「似た曲」がもう少し賢く選ばれれば本当に面白そうだけど、現状でも「基本は放置でパーティーシャッフル任せ、たまに作業の手を休めるときに手動で聴きたい曲を追加」といった用途ならそれなりに便利。