今やiTunes Storeは音楽だけの売り場ではない。魅力的なゲームやアプリが大量に販売されている。しかし、それを享受できるのはiPod touchとiPhoneのみだ。旧来のiPodシリーズはいずれiPod touchに駆逐されるのかもしれない。

iPod touchが好調だ。WIRED VISIONの記事によると、昨年のクリスマスには、iTunes StoreでiPod touchからのダウンロードが10倍に跳ね上がったという。つまり、クリスマスプレゼントでiPod touchを手に入れた層から膨大なアクセスがあったということだ。月々の通信料がいらない廉価版iPhoneとしてのiPod touchは確かに魅力的な製品である。
「しかし、まだ触れられていないのが、iPod touchがひそかに、従来のiPodを滅ぼそうとしているという事実だ。『iPod nano』は180ドルだが、あと20ドル出せば、コンピューターとゲーム機を一緒にしたような携帯機器が手に入る。日常的にジョギングをしている人は別として、それでもiPod nanoを選ぶ人がいるだろうか？」（WIRED VISION）
これからのポータブルメディアプレイヤのスタンダードがiPod touchにあるのは間違いない。競合するソニーなどの他社はこれにどう対抗するのだろうか？

・「iPod touchアプリが1000％急増」の意味