Firefoxがバージョン別のブラウザシェアで初めて首位を獲得
StatCounter Global Statsの調査によると、全世界のブラウザシェアでFirefoxがIE8を抜いて初めて首位に立っている。とはいえ、あくまでIEのユーザーをバージョンごとに分けてカウントした場合のみ。合計するとIEの圧倒的優位はまだしばらくは揺るぎそうにない。
StatCounter Global StatsはブラウザやOSのシェアの調査を行っているサービス。これまでブラウザのバージョンごとのランキングの1位はIE7で、僅差でFirefox、IE8という順になっていた。それが12月19日にFirefoxが初めてFirefoxが首位に立ち、さらに20日には3位のIE8が2位のIE7を抜き去り、Firefox、IE8、IE7という順に入れ替わった。
もっとも、今回の首位交代はFirefoxの大躍進というよりはIEユーザーの分散によるもので、IE8のリリースによりIEに3つのバージョンが並立した時点で予想できたこと。IE6、IE7、IE8を合わせたブラウザのシェアでは、相変わらずIEがFirefoxに倍以上の差を付けており、大勢に影響はない。
とはいえ、(バージョン別という条件はあるものの)ブラウザの世界シェアNo.1という名目を手にしたFirefoxは、これからより勢い付くことにはなりそうだ。
2009年12月22日 15時32分