スクリプトのカスタマイズ機能が強力な2画面ファイラ「Records」
ウインドウズには、ファイルを探して開いたり整理したりするためのファイラとして「エクスプローラ」が搭載されているが、機能もカスタマイズ性もイマイチだ。より快適にファイル操作を行いたければ、代わりのファイラを導入しよう。スクリプトのカスタマイズ機能が充実した「Records」がオススメだぞ。
「Records」は、2つのフォルダを左右に並べて表示できる2画面形式で、キーボードやメニューのカスタマイズなど、さまざまな機能を備えている。中でも特徴的なのが、スクリプトでさまざまな動作をカスタマイズできる点だ。スクリプトに動作を記述しておけば、フォルダ移動時に移動先フォルダに応じてファイルの並び順やサムネイル表示のオン/オフを切り替えたり、ダブルクリックしたファイルを開くアプリをファイルのパスなどの条件に応じて切り替えるなど、高度なカスタマイズを自在に行える。ひな形スクリプトを用意したので、ぜひ試してみよう。
■Recordsの動作をスクリプトでカスタマイズ
Records | ||
作者:gary |
ネトラン特製「custom.js」 | ||
作者:ネトラン編集部 |
Recordsを起動したら、メニューの「Records」→「設定」で設定画面を開き、「スクリプト関連」で特製のサンプルスクリプトファイルを選択し、種類を「JavaScript」に設定しよう
「イベント定義」で「ディレクトリ変更後」を「OnDirectoryChange」に設定する
「キー設定」の「Enter」で、「通常」の欄を「FileExecute」に設定する。また、「ファイルの関連付け」内にも、ファイル形式ごとのキー割り当て設定があるので、同様にして変更しておこう。「OK」を押せば、設定が保存される
特製サンプルスクリプトファイルをメモ帳などで開き、「テンプレート」の下の点線の間の行をコピーして、「//この下に……」という行の下に貼り付け、ファイルパスの条件や動作設定を記述し保存しよう
Recordsを再起動すれば、スクリプトの変更が有効になる。フォルダを移動するだけで表示形式が変更されるので便利だ