自分のPC環境をOS丸ごと持ち歩ける「QEMU-Puppy」


USBメモリでツールやファイルを持ち運ぶ場合に最も理想的なのはOSごと自分の環境を持ち運べるようにすることだ。現在のウインドウズでは無理だが、リナックスのOS「QEMUPuppy」は、USBメモリで持ち運ぶことができる。


QEMUはウインドウズ上で仮想マシンを動作させてリナックスを導入する仕組みになっている。出先のパソコンのウインドウズ上から手軽に別OSを利用できるため使い勝手がいいぞ。表計算ツールやブラウザ、メールソフト、テキストエディタなど携帯して利用するには十分なツールが搭載されているため新しくツールを探してインストールする手間はない。容量は200Mバイト程度とUSBメモリに入れて持ち運ぶのに最適だ。利用すればいつでもどこでも自分のパソコン環境を起動できるぞ。

■ 仮想マシンと別OSをUSBメモリから起動

QEMU-Puppy
  
作者:Erik Veenstra


USBメモリにQEMU-Puppyのファイルを解凍しておき、出先のパソコンで「puppy.exe」を実行


リナックスのブートが行われるので起動するまで待つ


起動すると仮想コンピュータ「QEMU」上でリナックスOS「Puppy」が動作する。QEMUのウインドウをクリックするとOSを操作可能になる


表計算ソフトやブラウザなどPuppyに搭載された多数の機能をそのまま利用できるぞ


QEMUからウインドウズへ動作を戻したいときはキーボードの「Alt」キーを押しながら「Tab」キーを押してタスクを切り替えよう

2009年01月29日 22時18分
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