デフラグ中にPCを強制終了したら次から起動しなくなった……
ドライブの「プロパティ」→「ツール」にある「最適化」がデフラグだ。デフラグ中に電源を切るとHDDが壊れる可能性がある。だが、もしHDDやマザーボードに損傷がなければ「CMOSクリア」で直るかもしれない。
HDDは長く使っていると次第にデータが断片化され、読み書きの速度が遅くなったりエラーが出やすくなる。デフラグは断片化されたデータを整理するために使う機能だ。
デフラグ中は当然HDDが動いているので、そこで電源を切るとHDDが壊れる危険があるから一番やっちゃいけないことをやってしまったわけだ。本当に壊れたときは交換してOSから入れ直すしかないが、そうではなく例えばマザーボードのBIOSがおかしくなったのであれば「CMOSクリア」で回復する可能性がある。マザーボード上にあるCMOSクリアのジャンパピンをショートさせればよいのだが、一般ユーザーが行うことは想定していないので、非常にややこしい場所にある。作業自体もデリケートなので、不注意からさらに取り返しのつかない事態を招かないように注意しよう。
ドライブの「プロパティ」→「ツール」→「最適化」でデフラグ開始する
HDDの動きが遅くなるので、デフラグは定期的に実行するとよいのだが、その最中に停電になったりすると恐ろしい事態に……
デフラグ中に突然電源がダウンするなどで起動しなくなったら、CMOSクリアを試してみよう。まずCMOSクリア実行前に本体の電源ケーブルを抜く
電源部からマザーボードにつながっている電源ケーブルもすべて引っこ抜く
CMOSクリアのピンがあるところには「CLRTC」「CLR_RTC」「CLR_CMOS」などの文字がある。写真上の青いピンを抜きマザボに指定されたピン同士をドライバなどでショートさせる
2008年04月24日 19時44分