YouTubeのHD動画ページでプレイヤーを巨大化するグリモン
YouTube内の、1280×720pxなHD動画の再生ページにアクセスしたとき、ブラウザ上の動画プレイヤーを自動で1280×720に巨大化させ、巨大なプレイヤー上でHD動画の再生を行ってくれるGreasemonkeyスクリプトが登場した。非HDな動画のプレイヤーは変わらないので実用性が高い。
YouTubeには、1280×720なHD版ファイルが用意されている動画と、用意されていない動画がある。「YouTube HQ + 720p [26 jan 2009]」は、YouTubeの動画再生ページが開かれた際、その動画に関してHD版ファイルが存在するか否かを自動で検出し、存在する場合のみ、ページ内のプレイヤーを巨大化させ、かつ自動でHD版ファイルを再生してくれるスクリプト。HD動画の高解像度をフルに活かす再生を、全自動で行うことができる訳だ。ダウンロード→WMPなどローカルのプレイヤーで再生、といった手間を払う必要がないので快適度が高い。
Greasemonkeyをインストールした上で、userscripts.orgのページからスクリプト「YouTube HQ + 720p [26 jan 2009]」をインストール。
以後、HD版ファイルの存在するYouTube動画ページを開くと、自動でプレイヤーが1280×720に巨大化される。
プレイヤーの下部、「ノーマル画質で表示する」をクリックすれば、動画プレイヤーが通常サイズに戻る。「HD版ファイルが存在する動画を通常サイズのプレイヤーで再生することが不可能になる」という訳ではない。再度プレイヤーを巨大化(&HD版ファイルを再生)させる場合は「HDで表示する」。
HD版ファイルが存在しない動画であれば、プレイヤーの巨大化は行われない。
一部の環境で、プレイヤーの巨大化のみが行われ、HD版ファイルの読み込みが行われない。つまり巨大化されたプレイヤー上で低解像度なファイルの再生が行われるケースがある。アドオンや他のグリモンスクリプトとの競合だ。こちらでは、アドオン「Stop Autoplay」と競合することを確認した。
ちなみに、過去のネトランなどでも指摘してきたが、YouTubeアカウント設定の「~常に動画を高画質で再生する」は、HD版ファイルではなく高画質版FLVを使う設定。この設定を行っているからといって、HD版が存在する動画でHD版ファイルが再生に利用される訳ではない(今回紹介したグリモンスクリプトなどを用いる必要がある)。
執筆:tokix (tokix.net)