TinyURL等30の短縮URLをIE/Fxで元に戻すLong URL Please
TinyURLなど、長いURLを短くするための「短縮URL」と呼ばれるサービスがある。アクセスする側からすると、どんなアドレスに飛ばされるのか分からず不便だ。30種の短縮URLに対応した「Long URL Please」を利用すると、ページを開いた段階で短縮URLの本当のリンク先が分かるようになる。本来はFirefox用だが、IE+IE7Pro用ファイルも用意した。
「Long URL Please」は、「開いたページ内の短縮URLリンクを書き換え本当のリンク先を表示する」という機能を持ったブラウザ拡張。それだけなら他にも同種ツール等は存在するのだが、ポイントは以下。
- この手のサービスの最大手TinyURLだけでなく、後述するような30種のサービスに対応している
- 公開されているブックマークレットは、基本的に全てのブラウザで動作する。ページを開く→ブックマークレットクリック、で短縮URLが書き換えられる(本記事ではブックマークレット版の紹介は割愛するので、興味がある人は作者ページで)
- 公開されているFirefoxアドオンを利用すれば、ページを開いた段階で自動的に短縮URLが書き換えられる。同様の動作を行うIE+IE7Pro用のユーザースクリプトファイルも簡単に作成できる(当方で作成したファイルを記事内で公開する)。未確認だが、OperaやSafari+Greasekit等でもOKなはず
短縮URLは、ウイルスファイルや出会いサイトなどへの誘導にも悪用される、割と危険なサービスだ。短縮URL解除は、快適&安全なウェブ巡回環境のために必要な技術だし、現状では「Long URL Please」が「ベスト」と言える手段だろう。
なお、対応サービスは以下。
adjix.com, bit.ly, dwarfurl.com, ff.im, idek.net, is.gd, ln-s.net, loopt.us, ping.fm, piurl.com, piurl.com, poprl.com, qlnk.net, reallytinyurl.com, rubyurl.com, short.ie, smallr.com, snipr.com, snipurl.com, snurl.com, tinyurl.com, tr.im, twurl.nl, ub0.cc, ur1.ca, url.ie, urlx.ie, xrl.us, yep.it, zi.ma, zurl.ws
FirefoxユーザーはFirefox Add-onsのページからアドオン版をインストール。
IEユーザーは、IE7Proをインストールした後、IE用スクリプトファイル(右クリックから保存)を「C:\Program Files\IEPro\userscripts」にコピーし……。
IE7Proオプションを開き、「ユーザースクリプト」で「Long URL Please」にチェックを入れて「OK」。「Long URL Please」の項目が見えない場合は「再読込」。
自動で短縮URLリンクが書き換えられる。ページ表示上では、URLはサーバーアドレスから始まり、長い場合は「...」で省略される。マウスを載せればステータスバーにURLの全体が表示される。
興味がある人向けに紹介しておくと、APIも公開されている。詳細は作者ページで。
執筆:tokix (tokix.net)