IEのオートコンプリートのデータを他のPCに移す事ってできない?

フリーソフト「Protected Storage PassView」のインポート/エクスポート機能でできる
IEのオートコンプリートのデータは、もちろんPC内に保存されているのだが、保存の仕組みが特殊。普通のファイルと同様にコピーして別のPCに移す……ということが難しいのだ。そこで、フリーソフト「Protected Storage PassView」を利用する。PC内のオートコンプリート(など個人情報)を解析して表示する、ちょっとアブないツール……といった形で紹介されることが多いツールだが、解析したデータ、つまりマシン内のオートコンプリートデータなどを、「エクスポート」という形でファイルに保存する機能、保存したデータを「インポート」という形でマシン内に取り込む機能が搭載されている。つまり、PC引っ越しなどの際に使えば、オートコンプリートデータを別のPCに移すための便利ツールとして活用できるのだ。

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まず、元のPCで「Protected Storage PassView」を作者のページ(下の方の「Download~」)からダウンロードして解凍し起動。「View」内で左のようにチェックを残すと、オートコンプリートデータのみが表示されるので分かりやすい。

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全てのデータを選択し、「File」「Inport/Export」「Export」をクリック。

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デスクトップなどの適当な場所に、適当なファイル名で保存しよう。拡張子が「.prs」になっているはずだ。このファイルを、メールやUSBメモリなどの手段で新しいPCにコピーする。

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新しいPCでも同様に「Protected Storage PassView」を入れて起動。今度は「File」「Inport/Export」「Import」。コピーした.prsファイルを読み込む。

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前のPCに保存されていたオートコンプリートデータが読み込まれる。

なお、ここからは中級者以上向けの解説になってしまうが、「Protected Storage PassView」は、コマンドラインオプションが充実している。上手い具合に設定を行い、他の同期ツールなどと組み合わせれば、例えば「デスクトップPCとノートPCとの間でオートコンプリートデータを定期的に自動同期させる」といった使い方も可能だろう。興味がある人は作者のページに記述されているコマンドラインオプションを参考に。

執筆:tokix (tokix.net)

2008年12月11日 17時31分
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