要注意!RamPhantom3+iTunesでライブラリがぶっ壊れる?

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以前超旬ツールで紹介した「RamPhantom3」は、基本的に使いやすいし高性能な仮想RAM作成ツールなのだが、一つ問題がある。「RamPhantom3を入れて以来、iTunesのライブラリが頻繁に破壊されるようになった」という報告が上がっているのだ。原因が何とも言えないので、iTunesユーザーには「RamPhantom3」ではなく、同種の「Gavotte Ramdisk」をオススメする。「Gavotte Ramdisk」であれば、iTunesライブラリの破壊問題は発生しないようだ。

「iTunesのライブラリ破壊」とは、iTunesを起動したときに以下のメッセージが表示され、ライブラリから全て/一部の曲が消えてしまう症状だ。

ファイル[iTuens Library.itl] は有効な iTunes ライブラリファイルではありません。iTunes は iTunes ライブラリの回復を試みて、このファイルの名前を [iTunes Library (Damaged).itl] に変更しました。

iTunesでの音楽再生中に以下のメッセージが出る場合もある。

iTunes Music Libraryにファイルを保存できません。不明なエラーが発生しました。

破壊前のライブラリは、「Previous iTunes Libraries」というフォルダ内にバックアップされているので、iTunesを終了させてからバックアップファイルを元の位置に戻せば、とりあえずライブラリを復活させることができる(参考記事を参照)。が、「RamPhantom」を入れている限り、ライブラリ破壊は何度も繰り返される。ライブラリが壊れる度に上記の復活作業を行わなければならない……ということだ。

「RamPhantom3」を入れると何故ライブラリ破壊が起こるのか……というのは、正直言って何とも言えない。ライブラリ破壊問題は、iTunesやライブラリファイルを、デフォルト通りCドライブなどに置いていても(RAMドライブ内に移動させていなくても)発生する。iTunesには、「Windowsのシステム設定でシステムキャッシュを優先しているとライブラリが壊れる(今回の件と直接的な関係は無いはずだけど……)」という、こちらは比較的有名な話もある。「メモリ周りで神経質にならないとライブラリが壊れるツール」と、言ってしまえばそれまでなのだが……。

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同スレッドでは、「RAMディスクのサイズを限界より小さくしたらライブラリ破壊が起こらなくなった」という報告も出ている。ライブラリを破壊されてしまった人は、(ライブラリ復旧後に)まずは「RamPhantom3」でRAMディスクのサイズを減らし、問題が解決されるか試してみよう。また、「Gavotte Ramdisk」+iTunesは、少なくとも現在まで何も問題が起こることなく動作している。iTunesを持っていて、そして32bitOSを4↑GBメモリで利用している人は、以下の記事を参考に「Gavotte Ramdisk」を利用するのがオススメだ。

※参考
RamPhantom【メモリ→仮想でPC高速化】 2
RamPhantom3とiTunesの組み合わせでライブラリ破壊が起こったという報告例。執筆者の周りでも同様の被害報告が上がっている(→調べて2ちゃんねるに辿り着いた)
iTunes を起動しようとしたら・・・
ライブラリを復活させる方法に関して
4GB超メモリの認識されない部分を高速ドライブとして活用 :教えて君.net
「Gavotte Ramdisk」の導入方法。「RamPhantom3」を導入できた人であれば、RAMディスクの概要は既に分かっているはず。「Gavotte Ramdisk」は、「RamPhantom3」に比べると操作が若干難しいが、あくまで同種ツールだ。手順通り行えば導入できるはず。
なぞにっき@ココログ: 私的iTunes( for Windows)トラブルメモ
「Windowsシステム設定や窓の手(以前のバージョンで搭載されていた機能)での作業によってiTunesのライブラリ破壊が起こるようになった」という報告例

執筆:tokix (tokix.net)

2008年10月28日 23時02分
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