以前は設定欄があったが、現在のバージョンではwp-config.phpに記述する隠し設定になっているぞ。
定番ブログエンジンの「WordPress」では、編集画面にファイルをドロップするだけで手軽に画像などのファイルをアップロードして記事に埋め込める。
だが、アップロードしたファイルが格納されるディレクトリが「wp-content/uploads」という長ったらしいパスになってしまうのが困りものだ。埋め込みファイルの数が多くなれば転送量が馬鹿にならないし、WordPressを使っていることが丸わかりなのもなんとなくカッコ悪い。
実は、ファイルアップロードディレクトリは設定で変更できるので、気に入らなければ変更してしまおう。以前のWordPressでは設定画面上で変更可能だったが、現在のバージョンでは「wp-config.php」に設定を書き加える必要がある隠し設定となっているぞ。
設定画面から削除されたのは、下手に変更すると不具合を起こしやすいからではないかと思われる。過去の記事中に埋め込まれたURLはそのままとなるが、変更後に各所で生成されるURLは新しいディレクトリ内のURLとなるため、そのままではどちらかがリンク切れになってしまうのだ。新旧両方のパスから過去のアップロードファイルにアクセスできるように、旧ディレクトリを丸ごとコピーするなどしてやる必要があるぞ。
define('UPLOADS', 'files');
アップロードファイルの格納先ディレクトリを変更するには、「wp-config.php」の最初の方に上記のような設定を追加しよう。上記の例ではWordPressのディレクトリ直下の「files」ディレクトリに格納される。
ディレクトリはあらかじめ用意して、適切なアクセス権設定を行っておこう。