エクセルのセルの数字が変更されたとき一発で分かるように背景色や文字色を変化させたい

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エクセルで頻繁に決まった数字の処理を行っている人は多いはず。しかし、同じようなセルが等間隔に並んでいる画面では、操作ミスが発生しやすい。作業上、特に注意が必要なセルは、数値によって自動的に背景色が変わる設定にしておくといい。

エクセルは計算を自動化してくれる便利なソフトだが、人間がアタマで判断する部分に関しては無力。出力された計算結果を見て自分で判断を下すときに、セルが単調に並んだエクセルの画面だとつい見間違えることがよくある。
絶対に誤認したくない重要な数字が出力されるセルは、数字の中身によって背景色が変化する設定にしておくといい。例えば、ここで紹介するのは、数字が「5」以下だと赤色になり、「6」以上だと緑色に変化する設定。これなら、数字だけでなく色によって直感的に判別できるので、見間違いを未然に防げるのだ。

■ エクセル2010でセルの背景色を自動で変更する

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エクセルで、特定のセルに入力した数字によって、セルの背景を自動的に変えたいことがある。例えば、「A1」のセルが「6」以上の数字ならグリーンに、「5」以下の数字なら赤に表示させてみよう

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エクセルの「ホーム」タブをクリックし、「A1」のセルを選択した状態にする

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「条件付き書式」をクリック。「セルの強調表示ルール」から「指定の値より大きい」をクリック

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「次の値より大きいセルを書式設定:」に「6」と入力。「書式」で「濃い緑の文字、緑の背景」を選択して「OK」をクリックしよう

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さっそく「A1」のセルに6以上の数字を入力してみよう。セルの背景が緑色に切り替わる

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今度は「5」以下の場合を設定。「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の値より小さい」をクリックしよう

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「次の値より大きいセルを書式設定:」に「5」と入力。「書式」で「濃い赤の文字、明るい赤の背景」を選択して「OK」をクリックしよう

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「A1」セルに5より小さな数字を入れると背景が赤色に切り替わるようになった。上のダイアログで「ユーザー設定の書式」を選択すれば、背景やフォントの色をカスタマイズできるぞ

2015年10月27日 14時05分
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