徹底検査!Chromeでダウンロードしたファイルを41種類のウイルススキャンで安全性をチェックする
ウイルスやマルウェアの感染経路の多くは、ユーザーが自分でダウンロードしたファイルにある。セキュリティソフトによるガードだけでは安全とはいいきれない。Chormeでダウンロードしたファイルを41種類のオンラインスキャンサービスで調査する「Metascan Online for Chrome」を使ってみよう。
「Metascan Online for Chrome」は、オンラインサービス「Metascan Online」のChrome拡張版だ。「Metascan Online」は、41種類のウイルススキャンサービスを使って、ファイルのウイルスチェックを行えるサービス。この拡張では、Chormeでダウンロードしたファイルすべてに、この「Metascan Online」を自動実行することで、極めて精度の高い安全性のチェックを行うことができる。
「Metascan Online for Chrome」を利用するには、「Metascan Online」のユーザーアカウントの取得と、API Keyの登録が必要となる。すべて英語のページでの作業となるので若干手間だが、手順をすべて以下に解説したので参考にしてほしい。
■ ChromeのDLファイルを自動でオンラインスキャンする
「Metascan Online for Chrome」をChromeにインストールしよう
インストールが完了すると、ツールバーにアイコンが表示される。クリックして「Enter your API Key」をクリックしよう
APIKeyの入力画面が表示される。「I don't have an API Key」をクリック
「Don't have a Metascan Online APIKey」に移動するので、英語の文中にある「OPSWAT Portal」をクリック
「MyPortal」へのログインページが開く。「Need an Account?」をクリック
メールアドレス、パスワード、ファーストネームとラストネーム、会社名を入力。会社名は適当に入力してもOK。「I Agree to the~」にチェックを入れて「Sign up」をクリックしよう。なお、パスワードは8文字以上の英語と数字の両方を含み、さらに大文字と小文字を両方含む上に、記号(@など)を必ず含める、と条件が厳しくなっている
登録したメールアドレスに届いたメールの中にある「Activate your account」をクリックしよう
再び「MyPortal」へのログインページへと移動して、作成したアカウントでログインする。「Licenses」に「ApiKey」が表示されるので、コピーしよう
ツールバーの「Metascan Online for Chrome」をクリックして、「Enter your API Key」をクリック
コピーしたAPI Keyを入力して「SUBMIT」をクリックしよう。なお、アカウントを取得した直後は登録に失敗するので、しばらく待ってから行うといい
API Keyの登録い成功すると、「Metascan Online for Chrome」のポップアップにAPI Keyが表示されるようになる
新しいタブが開いて、「Metascan Online for Chrome」でのウイルススキャンが実行され、その結果が表示される
もしダウンロードしたファイルに危険なプログラムが含まれていた場合は、赤色で表示される。円の中の数字は、危険なプログラムを検出したウイルススキャンサービスの数だ