Firefoxではクラウド機能によりブックマークをオンライン同期できるが、ブックマークが上書きされないか不安な人もいるだろう。そんなときはブックマークをローカルにバックアップしておくと安心。ネットのない新しい環境に移行する際にも便利だぞ。

ブラウザのブックマーク情報は、重要度が低いようでいて、失われると実に厄介。大量のサイトを手動で登録し直す手間は膨大なものとなる。特に注意が必要なのが、クラウド同期型のサービスで、別の環境でFirefoxのブックマークをクラウドから復元しようとしたところ、古いブックマークがクラウド上のデータを上書きしてしまった……なんてことがよくある。
ブックマークのバックアップで一番確実なのが、ローカルにJSONファイルを保存してそこから復元するやり方だ。Firefoxでブックマークを安全確実に移行する方法を覚えておこう。

■ Firefoxのブックマークをローカルに保存する

設定はFirefoxのメニューバーから行う。表示されていない場合はツールバーを右クリックして「メニューバー」にチェックを入れよう

メニューの「ブックマーク」から「すべてのブックマークを表示」をクリックする

「履歴とブックマークの管理」の画面が開くので、「インポートとバックアップ」から「バックアップ」をクリックし、保存先を指定しよう

JSON形式のファイルが出力される。これにブックマーク情報が保存されているので、新しい環境へとコピーしよう

新しい環境でFirefoxをインストールしたら、同様に「履歴とブックマークの管理」を開く。「インポートとバックアップ」で「復元」→「ファイルを選択」をクリックし、JSONファイルを選択すれば、ブックマークは復活するぞ