ブラックボックス化はNG!素人でも改造できるサイトを「concrete5(コンクリート5)」で作る
WordPressやMovableTypeのカスタマイズは、素人には難しすぎる。かといって、ウェブ制作会社に依頼すると、後から修正する度に追加料金を取られるハメに……。「concrete5」でウェブサイトを構築すれば、ドラック&ドロップ中心の操作で簡単に修正や追加が行えるようになる。「お名前.com」の独自ドメインと共用サーバーで、誰でも自由にメンテナンスできるサイトを構築しよう。
サイトの構築には、WordPressやMovableTypeといったCMSを使うのが一般的だが、記事の更新は簡単でも、デザインや機能に変更を加えるのは、初心者には敷居が高い。ウェブエンジニアに依頼して作ってもらったはいいが、後から変更を加えたくなっても仕組みがサッパリ分からず、新たに追加料金が発生するので作業も依頼できず……というドツボにハマりがちだ。
「concrete5」は、カスタマイズの敷居を大きく下げたCMS。どのくらい簡単になったかというと、アメーバブログやライブドアブログとほとんど変わらない。ドラック&ドロップでコンテンツを好きな位置に配置し、ソースコードをいじらなくてもテキストの中身やフォント、色を変えられる。これなら、専門知識がない人でも、好きなようにデザインを改変できるので、ウェブサイトがブラックボックス化して、ウェブエンジニアを通さないと何一つ作業ができない、という最悪の事態を避けられるのだ。
WordPressやMovableTypeの長所として、多くのサーバーが標準対応しており、導入が容易なことが挙げられるが、「concrete5」の導入も決して難しくない。特に「お名前.com」の共用サーバーは最初から導入基準を満たしているので、「お名前.com」で取得した独自ドメインと一緒に利用すれば、すんなりとインストール完了。独自ドメインのウェブサイトを簡単に作れるぞ。
「お名前.com」の独自ドメインと共用サーバーで、「concrete5」のウェブサイトを構築する手順を見ていこう。
■ concrete5独自ドメインと共用サーバーを「お名前.com」で取得
「お名前.com」で独自ドメインを取得しよう。「お名前.com」のトップページで、検索欄に欲しいドメイン名を入力。「検索」ボタンをクリックする
ドメイン名の検索結果が表示される。チェックボックスが空欄になっているドメイン名が取得可能だ。チェックボックスを有効にして、「お申込みへ進む」をクリックしよう
「登録年数選択」で、更新期間を設定する。「.com1年登録」を選択すると、1年おきに更新作業を行う設定。「whois情報公開代行」にチェックを入れると、ドメイン登録者の情報が非公開となり、身元を隠すことができる。今なら無料で登録できるのでオススメ
独自ドメイン名と一緒にサーバーを契約しておこう。「サーバーの選択」で共用サーバー」にチェックを入れる。これで後からサーバーとドメイン名を紐付ける作業をしなくていいので楽になる
「お名前.com会員情報」で、以前に「お名前.com」を利用したことのある人は「お名前ID」と「パスワード」を入力。初めて利用する場合は、「初めて利用します」を選択。「次に進む」をクリックしよう
「初めて利用します」を選択した場合、会員情報の入力を行う。名前や住所、電話番号などの情報を正しく登録して「次に進む」をクリックしよう
「お支払い方法の選択」で、料金の支払い方法を指定。クレジットカードもしくはその他の支払い方法(コンビニ支払い・銀行振込)を選択できる
すべての設定が完了したら「上記に同意し、上記内容を申請します」にチェックを入れて「申し込む」をクリックする。これで独自ドメインの取得作業は完了だ
■ 「concrete5」をダウンロードして共用サーバーに転送する
「concrete5」の日本語版公式サイト(参照)を開いて、トップページの「最新版ダウンロード」をクリック。「ダウンロード開始」をクリックしてZIPファイルを入手し展開しよう
「お名前.com」の「サーバーNavi」にログインして、左側のメニューから「ご利用サービス確認」をクリック
「お名前.com」で利用中のサービスが表示される。上の手順で契約した「共用サーバーSD」の「コントロールパネル」にある「ログインする」のリンクをクリックしよう
コントロールパネルが開いたら、「Web設定」の中にある「FTPアカウント」の項目をクリックする
「FTPアカウント」「FTPパスワード」「FTPサーバー名」が表示される。これを使って、「FFFTP」などのFTPクライアントソフトから共用サーバーに接続しよう
FTPクライアントソフトで共用サーバーに接続したら、ドメイン名のフォルダを開いて、「concrete5」からダウンロードして展開したファイルの中身をすべて転送しよう
取得した独自ドメインのURLを開く。concrete5のインストール画面(言語の選択)が表示されたら、導入作業は成功だ
CMSはVPSを自力で用意して導入するケースがが多いが、「お名前.com」の共用サーバーは「concrete5」の導入基準を満たしているので、今回は導入が簡単でコストも安く済む共用サーバーを使った手順を解説している。他社のレンタルサーバーの場合、PHPやMySQLのバージョンを満たしていないケースがあるので、注意しよう。
なお、これから、concrete5でサイトを作成する人、独自ドメインを取得する人には朗報だ。 「お名前.com」では今なら、ドメイン登録数世界No.1記念キャンペーンを期間限定で実施中。人気の[.mobi]ドメインが最安値"150円"、[.net]ドメインが"460円"で取得可能だ!もちろん人気の日本語ドメインも格安だ!
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次回は、共用サーバーにMySQLを設定し、concrete5のインストールを実行。独自ドメインでconcrete5の新規サイトを開設するところまで解説するぞ。