iPadやiPad minなどのタブレットには、本来、通話機能は搭載されていない。これはWi-Fi版でも3G版でも同様。ただし、アプリの中には一般回線との通話機能を備えているものがあるので、それを使えば電話のように使うことは可能だ。

見た目はiPhoneがそのまま大きくなったようなiPadやiPad miniだが、通話機能には対応していない。
これは「3G」「セルラー」といった、通信回線が最初から最初から内蔵されているモデルでも同様。
ただし、アプリには一般回線（固定電話や携帯電話、スマホ）と通話できる「Skype」や「０５０plus」があり、これらを使えば、一般回線に電話をかけたり着信を受けることは可能だ。
もちろん、ネット回線料とは別に通話料はかかるが、一般回線よりだいぶ安く、国際電話でも料金が安いままというメリットがあるので、電話代を節約したいなら導入を検討してみてもいいかもしれない。
iPadのマイク・スピーカー機能は優秀だが、長時間会話するとなると、タブレットはやはり厳しい。通話をサポートする機器も紹介するので、合わせて利用してみるといいだろう。

■ iPadで普通電話との通話を可能にするアプリ

iPadやiPad miniでも一般回線との通話は行える。ただし、従量課金制の「Skype」もしくは「050plus」の導入が必須だ。なお、今流行しているチャットアプリ「LINE」や「COMM」はアプリ同士の無料通話は行えるが、普通回線への発着信には対応していないのに注意。

■ iPadでも通話アプリを使えば一般回線と電話できる

Skypeでは、アプリ同士の通話が無料で行えるほか、固定電話や携帯電話との発着信にも対応している。通話は「Skype番号」を取得することで行う。利用にはSkypeクレジットによる課金が必須だ

「050plus」を使って、iPadで電話することも可能。
月額315円のほか、通話料がかかる

■ iPadでの通話をサポートしてくれるデバイス

iPadで快適に通話をするなら、Bluetoothヘッドセットを使うのがオススメ。「Marque2 M165」は非常に評価の高いヘッドセット。iPadとBluetoothで接続して、周囲の雑音に悩まされずに会話できる

キーボードと受話器が合体した「TK-MBD041」。タブレットで通話しつつ、タブレットの画面を見ながらウェブやアプリを使える。

「EEA-YW0621」は受話器を搭載したiPad用Bluetoothキーボード。iPadにキーボードでテキストを入力し、通話は受話器で行えるという製品。iPadをノートPC代わりに使っているなら便利