PC環境を丸ごとオンライン化!「お名前.com デスクトップクラウド」をフル活用する
「そろそろセカンドマシンが欲しいなぁ……」と考えている人はちょっと待った。2台目のパソコンを買い足す前に、「仮想デスクトップ」の導入を検討してみてはいかがだろうか。メインマシンの代わりに様々な作業を任せられる便利なサービス、「お名前.com デスクトップクラウド」の活用方法を解説するぞ。
「仮想デスクトップ」とは、サーバー上で動作するパソコン環境を、リモート接続で利用できるサービスだ。要は、オンライン上に遠隔操作できるパソコンをもう1台所有するようなもの。実際に新しいマシンを購入するよりも、優れている部分がいくつもあるのだ。
まず第一に、コストがかからない。GMOインターネットの「お名前.com デスクトップクラウド」は月額の料金が2520円~。新品のパソコンが5~10万円することを考えれば、2年間使い続けてもお釣りがくる。仮想デスクトップのインターフェースは、最新のウインドウズ8そのもので、最新のIT業界の動向に乗り遅れる心配もない。
また、OSや通信回線のメンテナンスから開放されるのもありがたい。管理はすべてサービス側で行ってくれるので、急な停電や通信障害はもちろんのこと、電源やLANケーブルを間違って抜く、不在時に家族が勝手に触る……といった自宅のマシンにありがちなトラブルとも無縁。ユーザーは作業のみに集中できるのだ。
仮想デスクトップには多彩な利用方法があるが、今回はその中でも、代表的な活用テクニックを紹介しよう。
■ 負荷のかかる処理を任せる重作業用マシンにする
1台のパソコンで複数の作業を同時に行う場合、スペックの低いマシンだとパンクしてしまう恐れがある。特に動画編集はCPUへの負担が大きく、作業中はほかの作業が行えなくなってしまうこともしばしば。そこで、負荷の大きな作業は「お名前.com デスクトップクラウド」で行おう。その間、メインマシンでは別の作業を行うことができるぞ。
WindowsMovieMakerでの動画の変換作業中、音楽を聴きながらウェブでもチェックしようとしたところ、負荷がかかりすぎて挙動が超もっさりに。これではネットを見るどころではない……!
動画変換の作業を「お名前.com デスクトップクラウド」で実行する。これなら利用中のマシンは軽いままなので、並行してほかの作業をスムーズに行える。ノートPCなどの貧弱なモバイル環境で、負荷のかかる作業を行わなければならないときにオススメのテクニック
■ 会社からこっそりブラウザゲームを遊ぶときに活用
戦略系のブラウザゲームにハマると、常に戦況をチェックしたくてたまらなくなる。仕事中はぐっと我慢だが、休憩中に画面をちょっとだけ見たい……というときは、会社のパソコンではなく、「お名前.com デスクトップクラウド」上でブラウザゲームの画面を開くといい。これなら会社のパソコンで遊んだことにはならないハズ。
仕事中、会社のパソコンでブラウザゲームを遊ぶなどもってのほか。だけど、休み時間にちょっとだけ操作するくらいなら……。とはいえ、業務用のパソコンを使うのはさすがにマズい
会社のマシンから「お名前.com デスクトップクラウド」にアクセス。そこからブラウザを開いてブラウザゲームを利用しよう。これなら、ブラウザゲームが動いているのは仮想デスクトップであって、会社のマシンではない。仕事とプライベートをきっちり切り分けられるのだ
■ ファイル保管庫にすれば外出中も自由に操作できる
デバイスを問わずに接続できるのも「お名前.com デスクトップクラウド」の大きな魅力。自宅や会社のパソコンだけでなく、外出先のノートPCや、ネットカフェのパソコン、さらにはスマートフォンやタブレットから接続しての遠隔操作も行える。大事なファイルを保存しておいて、いつでも取り出せる「保管庫」として使うのに最適だ。
「お名前.com デスクトップクラウド」は、サーバーのホスト名とパスワードさせあれば、どこのパソコンからでも接続できる。外出先で仕事を行うノマドワーカーには、大変心強いサービスだ。いつでも接続できるよう、ホスト名とパスワードは常にスマホやメモに記録して持ち歩こう
スマートフォンのRDPアプリを使っても「お名前.com デスクトップクラウド」に接続できる。Wi-FiやLTEといった高速回線での接続なら、操作のレスポンスも早い。仮想のデスクトップに大事なファイルを保存すれば、外出中に参照したり、手元のデバイスに転送するといった使い方ができるのだ
これ以外にも、「お名前.com デスクトップクラウド」の活用シーンはたくさんある。特に、ネットカフェやコワーキングスペースを頻繁に活用する、「ノマド」的な仕事スタイルの人には、利用を強くオススメしたい。ネット上にもう1つ、自分専用のデスクトップ環境を用意できるので、自宅や会社を離れての作業に便利。常時起動や別回線を利用できるといった特性を活かせば、メインマシンを裏から支える「もう1つのデスクトップ環境」として大活躍してくれるのだ。
「お名前.com デスクトップクラウド」では、現在トライアルサービスを提供中。14日間、無料でサービスをお試し利用できる。無料期間が過ぎるとサービスは自動的に使えなくなるが、もし気に入ったなら、そのまま本契約を行えばOK。使おうか迷っている人は、実際に触ってその便利さを体験してみるといい。
GMOインターネットの「お名前.com デスクトップクラウド」で、仮想デスクトップをさっそく始めてみよう!