海面が上がったときに水没する地域が分かる「Flood Maps」

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自分の住んでいる地域が低地だと聞いても、実際どれくらい低いのかよく把握できない。「Flood Maps」は
海面が上昇したときに水没する地域を調べられる地図。低地にあたる部分は立体差のない地図では分かりにくいが、このマップならすぐに把握できる。

「Flood Maps」は海面の高さを上げることで、現在の陸地がどのくらい海没するかをシミュレーションできる地図だ。数メートル高くなっただけで、海外部の低い地域には海水が侵入し、かなり地形が変わってしまうのが見て取れる。地図上では分かりにくい低地がはっきりと見て取れるので、津波が侵入しやすい地域を予測するのにも役立ちそう。

■ 海面の高さを上げれば波の侵入しやすい低地が分かる

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Flood Maps」を開いて、自分の住んでいる地域を左端のズームバーで拡大しよう

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「Sea level rize」から海面の高さを選択。現状が0mとなっているので、まずは5m上がったときのシミュレーションをしてみる

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埋立地などの海沿いはかなりの地域が水没。内陸部でも低地には海水が侵入しているのが分かる

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さらに海面の高さを上げて9mに設定。完全に地形が変化しており、陸地の多くが海の底になっている

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海面の高さを13mまで上昇。東京の東半分が水没し、房総半島は関東から切り離されて孤島となっている。高さは最大で60mまで上げることが可能となっている

2012年01月24日 17時08分
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