販売終了にともない「最後のMDウォークマン」がAmazon1位に
ソニーが、Hi-MDウォークマン「MZ-RH1 S」の出荷完了を発表した。これを最後にMDウォークマンは市場から姿を消すと見られており、「最後のMDウォークマン」を求める購入者により、Amazonランキングで同製品の順位が急上昇している。
MD(ミニディスク)は1992年にソニーの主導で開始された光学ディスク規格。90年代後半から00年代前半にかけては安価で使いやすいメディアとして広く普及していたが、iPodなどのデジタル音楽プレイヤーの登場により存在感が薄れていた。
今後、ソニーがMDウォークマンの新製品を投入する可能性は低く、「MZ-RH1 S」が最後のMDウォークマンになると見られている。
今回の発表を受けて、Amazonランキングでは「MZ-RH1 S」の順位が急上昇。7月8日現在、1位となっている。
カセットテープの後継メディアとして約20年間、大衆のダビング文化を支えてきたMD。思い入れのある人は記念に手に入れておくのもいいかもしれない。実売価格は3万2580円。
2011年07月08日 19時55分