漫画「ワンピース」や西部劇の世界に出てくる「懸賞金」。この懸賞金制度が現在の日本でも行われているのをご存知だろうか。「指名手配　この顔みたら100番!!」は、高額な懸賞金がかけられている事件と、その犯罪者の情報をチェックできるサービスだ。

「懸賞金」といえば漫画や時代劇の話のようだが、現在の日本でも「捜査特別報奨金」という名目で、事実上の懸賞金制度が行われている。「社会的反響の大きい特異又は重要な事件」が対象となり、「被疑者の検挙又は事件の解決に結び付く情報をそれぞれの事件ごとに定める情報の受付部署に提供」することで、一般市民でも懸賞金をもらうことができるのだ。
「指名手配　この顔みたら100番!!」は、捜査特別報奨金の対象となっている事件と犯人の情報をまとめたサービス。懸賞金の高い案件ごとに一覧表示され、事件の詳細を見ることができるほか、匿名で情報提供も行うこともできる。現在、もっとも高額な報奨金が設定されている事件はオウム真理教関連などで、その額は600万円となっている。
対象となる事件が少ないので「懸賞金稼ぎ」になるのは無理そうだが、未解決事件に興味のある人は目を通しておくと面白いかも。

■　懸賞金のかかった犯罪情報を調べる

「指名手配　この顔みたら100番!!」のトップページを開くと、報奨金の設定されている事件が表示される。最高額は「大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件」と「オウム真理教関係特別手配被疑者」の情報で、懸賞金はどちらも600万円

案件をクリックすると、懸賞金のかけられた犯人の情報や事件の詳細を見ることができる

「情報提供はこちらまで」をクリックするとサイトに情報を提供することができる。名前や連絡の入力は任意なので、匿名での情報提供も可能だ

「この指名手配犯についてつぶやく」をクリックすると、事件名と記事へのリンクをTwitterにリツイートできるぞ