【特集】永久保存版!「PT2」を導入して地デジ録画を極める
7月から地上デジタル放送に完全に切り替わるが(一部地域除く)、地デジ番組を録りまくる準備はできているだろうか。現在、もっとも快適なテレビ録画環境は地デジキャプチャカード「PT2」を使ったパソコン録画だ。「PT2」で最強の地デジを録画環境を構築しよう。
「PT2」とは、アースソフトが発売している地上デジタル放送キャプチャカード。パソコンに取り付けることで、パソコンから地上デジタル放送を録画できるようになる。
最大の特徴は、地デジ放送にかけられているコピーガードが無効化される点。録画した動画データから必要な部分だけを切り出したり、別のパソコンに転送するといった作業が、一切の制限なしで行えるようになるのだ。ほかにも、有志の手で周辺ソフトが多く開発されており、スマートフォンからの録画の予約なども行える。インターネットとテレビを融合させた使い方が可能になるデバイスなのだ。
ただし、懇切丁寧なマニュアルが用意されているわけではないため、導入やドライバの設定などの作業はかなり面倒。また、PT2自体、生産数が少ないため時期によっては入手が困難だったりする。
こういった難易度の高い面があるにしろ、PT2を使った地上デジタル放送の録画は快適そのもの。これからも地デジをバリバリ録りまくりたいと考えている人はぜひ導入してもらいたい。
(※補記:現在、PT2は生産中止となり、後継モデルである「PT3」が販売されている。PT2のノウハウはそのままPT3にも応用可能となっているので、以降の記事ではPT2をPT3に読み替えて参考にして欲しい。)
■ PT2をパソコンに導入する
PT2をパソコンにセットしてドライバをインストールするまでの作業。PT2の導入に際しては、サポートは皆無なのでネットで自力で情報を集めて、最新ドライバを導入しなければならない。ドライバのバージョンは非常に多く、人柱版も混在しているためかなり厄介。この記事を参照して確実に利用できるようにしよう。
詳細はこちら→【PT2導入記1】PT2を導入して自宅PCを最強録画マシンに
■ PT2で地上デジタル放送を再生する
PT2で地上デジタル放送を見るための基本ツールが「TVTest」。機能的にはシンプルだが、非常に扱いやすいので、最初にPT2でテレビを見る際に使うソフトとしては最適なのだ。まずはTVTestでテレビが見られることを確認してから、じょじょにステップアップしてこう。
詳細はこちら→【PT2導入記2】TVTestを導入して地デジ放送を映してみる
■ PT2で見たい番組を予約録画する
無事、テレビが見られることが確認できたら、次に重要なのは録画できる環境を整えることだ。PT2用の録画ソフトは複数あるが、ここでは「PTTimer」というツールを使って番組録画を予約するまでの手順を解説する。EPG情報を取得できるので、番組表から見たいタイトルを選ぶだけだ。
詳細はこちら→【PT2導入記3】番組表から予約できる録画ソフトを導入する
■ PT2で録画した番組を再生する
お目当ての番組を録画できたら、今度はパソコンで正しく再生できるかを確認。PT2で録画された動画はTS形式で保存される。TS形式の再生には動画プレイヤソフト「MediaPlayerClassic HomeCinema」を利用するとよい。なお、BS放送の場合はファイルに加工が必要になる点にも注意が必要。
詳細はこちら→【PT2導入記4】PT2で録画した番組を見られる環境を整えよう
■ PT2で録画した番組からCMをカット
録画した番組に不要なCMなどのシーンが入っている場合、パソコン上で自由に切り貼りできるのがPT2のよいところ。編集には、優良だが高機能な「TMPGEnc MPEG Editor 3」を利用するといいだろう。PT2で保存したTS形式の動画を直接編集することができるようになるぞ。