ドメインを取り損なった鳩山民主党「ハトミミ.com」の大失態

「お名前.com」「価格.com」のように、サイトやサービス名に「.com」が付くと、いかにもITっぽくてカッコイイ。しかし、後先考えずにドメイン名を取得すると後で後悔することになるかもしれない。鳩山政権時代の民主党が「ハトミミ.com」というプロジェクトを立ち上げたが、肝心の「hatomimi.com」のドメインは他人が取得済み。今さらタイトルを変えるわけにもいかず散々な目に。
首相自らが公式Twitterを開設するなど、インターネットの活用に積極的に取り組んでいた民主党・鳩山政権。中でも行政刷新会議では、国民の意見を広く取り入れようと、首相の名前にちなんだ「ハトミミ.com」という政府公認のウェブサイトを開設することになった。
しかし、サイト名が決まったまでは良かったものの、この時点で政府は「hatomimi.com」のドメインを取得していなかった。いざ、ドメインを取ろうとしたところ、既にほかの誰かが所有していることが判明。「http://hatomimi.com」のアドレスを利用できないことが明らかになったのだ。
そもそも、「.com」は誰でも取得可能なため、「hatomimi.com」のような覚えやすいドメイン名が空いているケースはごく稀。そこに関係者一同、誰も気付かなかったというのだがら、不手際を責められても仕方がない。
政府専用のドメインとしては「go.jp」が用意されているが、サイト名に「ハトミミ.com」と謳っている以上、「hatomimi.go.jp」では格好が付かないのは言うまでもない。
結局、「ハトミミ.com」は内閣府ホームページ内の「http://www.cao.go.jp/sasshin/hatomimi/index.html」(現在は削除済み)に設置され、「http://hatomimi.go.jp」を開くとリダイレクトされるという締まらない形に。この辻褄の合わないサイト構成は、多くのウェブメディアに取り上げられ、ネット中の晒し者にされてしまった。
確かに「○○.com」という名前は、ITっぽくて非常にカッコイイが、必ずしもそのドメイン名が空いているとは限らない。検討しているドメイン名が利用可能かを必ず確認し、先に押さえてしまうのが賢いやり方だ。
とはいえ、こういった名前に使いたくなるような語呂のいいドメイン名は、なかなか空いているものではない。そこで今回は、欲しかったドメイン名が既に取られていたときのために、一見、希望のドメイン名のようだが、よく見るとちょっと違う、上手い「誤魔化し」のテクニックを伝授しよう。
■ どうしても欲しいドメインが既に取られていたら?

まずは欲しいドメインを「お名前.com」のトップページを開いて、検索窓に興味のあるドメイン名を入力。「検索」をクリックしよう

チェックボックスが空欄になっているのが取得可能なドメイン名。しかし、欲しかったドメイン名が既に取得されているケースも多々ある……。

既にほかの人に押さえられていて取得できない場合は、ちょっとした工夫をこらして、最初に想定したものに近いドメイン名を取得しよう。例えば、ドメイン名の区切りのいい部分に「-」(ハイフン)を追加してみる

スペルをちょっと変えてみるのもよい手法。例えば、「shi」(シ)から「h」を抜かして「si」(シ)と読ませるなど。ほかにも、自然な部分で母音を省略すると、語感を変えずに違ったドメイン名にすることができる

アルファベットの「o」を数字の「0」に置き換えたり、「l」を「1」に置き換えて、見た目をそれっぽくするという手もある

もし、「どうしてもオジリナルのドメインが欲しい」という場合は、保有者の所有権が切れるまでひたすら待つしかない。人気のドメインなら、ドメインオークションに姿を現す可能性も非常に高い 。また、お名前.comの「プレミアムドメイン」なら、貴重なドメイン名を150万件以上取り揃えているぞ
上述したテクニックの中でも、特に「-」(ハイフン)は、ドメイン名の意味を変えずに、別のドメイン名として扱えるようになるのでオススメ。ハイフンを含まないドメイン名が取得できた場合には、ハイフンを含んだドメイン名もあわせて押さえておくのも賢いやり方だ。当サイト「教えて君.net」でも、「oshiete-kun.net」というように間に「-」を入れることで、「oshietekun.net」との重複を回避すると同時に、適度な区切りによって読みやすいドメイン名になっている。
なお、それ以外の記号、例えば「.」(ドット)や「,」(コンマ)や「_」(アンダーバー)、「=」(イコール)、「+」はドメインには組み込むことができないので覚えておこう。
ドメインは先に取った者が圧倒的に有利で、以降は持ち主が手放すまで使えるようにならない。しかし、表記方法に工夫をこらすことで、読み方や意味をほとんど変えずに似たようなドメイン名を取得できるようになる。
「お名前.com」のドメイン検索では、キーワードを入力することで、関連するドメインの空き状況が一目で分かるようになっている。もし、欲しいドメイン名が先に取られていた場合も、キーワードをの書き方を工夫して、空いているドメイン名がないか探してみるといい。これまで憧れのドメイン名を諦めていた人も、ちょっとした工夫により、類似したイケてるドメイン名を取得できてしまうかもしれないぞ。
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