今年こそ受賞?「インターネット」がノーベル平和賞の候補に

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例年通りノーベル賞候補が発表されたが、2010年に続いて今年も「インターネット」が、ノーベル平和賞の候補にノミネートされている。Facebookを活用した民主化運動が、中東やアフリカで勃興している今年、インターネットは隠れた有力候補かもしれない。

2010年に中国の反政府運動家である劉暁波が受賞し大きな話題となったノーベル平和賞。通常は個人が推薦されるこの賞に昨年、「インターネット」がノミネートされたときは、受賞の可能性はほとんどないと思われた。

だが、Facebookが主導したと言われている中東~北アフリカの民主化革命、また「Wilkileaks」のジュリアン・アサンジの活動が世界的な支持を集めるなど、今年は国際政治におけるインターネットの存在感が格段に増している。ジュリアン・アサンジやマーク・ザッカーバーグ(Facebook)といった個人に授与するのは躊躇われても、「インターネット」全体ならば、新しい社会運動を支えたインフラとして評価されても不思議ではない。

もっとも、マクロな国際政治の舞台での評価はさておき、私たち生活者のミクロな視点から見れば、常に揉め事が絶えないインターネットに「平和賞」というのは、タチの悪い冗談でしかないが……。

ノーベル賞の受賞者が発表されるのは10月となっている。

インターネットが再びノーベル平和賞候補に。今年こそ受賞を

2011年03月02日 21時19分
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