iPhoneの最大の欠点は言うまでもなく「Flashが再生できない」という点に尽きる。ただし、これは標準のSafariでの話。ウェブブラウザの「Skyfire Web Browser」から表示すれば、iPhone上でもFlashを再生できるようになるぞ。

iPhoneやiPodなどの標準ブラウザ「Safari」は、ウェブブラウザとして一通りの機能を備えており、通常の用途ではとくに困ることはない。しかしiPhone/iPodは、Flash動画の再生に対応していない。
モバイル版の動画ページを用意しているサイトもあるが、Flashを使わないと再生できない動画もまだまだけっこう残っている。例えば「ustream.tv」などにはFlashでないと動画がけっこうあるし、ustreamの純正ビューワアプリでもこれらの動画は再生できないうえ、検索結果にさえ表示されない場合がある。またブログの埋め込み動画なども、Flashオンリーなものが多い。
そんな動画をどうしてもiPhoneとかで見た～い、という人はFlash対応のブラウザ「Skyfire Web Browser」を使ってみよう。このアプリで動画ページを開くと、Skyfire側のサーバーでiPhoneなどで再生可能な形式に変換を行い、画面で再生を行ってくれる。いったんサーバー経由で変換を行うので、再生開始まで若干時間がかかるが、どうしても見たい動画も見られるので便利だぞ。

■ iPhoneやiPodでustreamなどのFlash動画が見れちゃう

iPhoneなどに標準搭載されているSafariではFlash動画は再生できない。ustreamではこのように「Currently this video is only viewable in Flash」（この動画はFlashでしか再生できません）というメッセージが表示されてしまうのでお手上げだ

App Storeから「Skyfire Web Browser」をダウンロードしよう。「skyfire」で検索すればイッパツで見つかる。アプリ価格は350円だ

Skyfire Web Browserの初回起動時にはこのような画面が表示される。画面を数回タップするとウェブブラウザの画面が開く

再生したい動画のあるサイトをSkyfire Web Browserの画面で開く。ちょっと待つとページの解析が行われる。解析中は画面下に砂時計マークが表示され、その後、動画プレイヤーアイコン（画面右から3番めのアイコン）に変わる。また再生可能を示すポップアップも表示されるので、動画プレイヤーボタンをタップする

するとSkyfire Web Browserの専用動画プレイヤーが起動して、動画の再生が可能となる。必ずしもすべてのウェブ動画を再生できるわけではないが、とりあえずSafariで再生できない動画があったら試してみよう