Googleマップには、目的地までの移動時間を計測する機能があるが、これまでの車や電車、飛行機での移動に加えて、新たに「徒歩」という項目が加わっている。そこで、東京から常夏の沖縄県那覇市へ、どのくらいの時間をかければ「徒歩で」移動できるのか、調べてみたぞ。

つい300年前まで、武士は参勤交代の度に歩いて江戸まで上っていた。伊能忠敬は日本中をくまなく歩きまわり正確な地図を作った。このように、元来日本は「徒歩で移動できる国」なのだ。自動車や電車がなくったって何とかなるはずなのだ。というワケで、そろそろ寒くて嫌になってきた東京から常夏の島沖縄へ、歩いて向かうとどのくらいかかるのか、Googleマップの新しい機能を使って調べてみたぞ。

■ 徒歩で東京から沖縄へ向かう

Googleマップの「ルート・目的地案内」の移動手段に「徒歩で行く」が追加されている。さっそく利用してみよう

出発地点を東京、到着地点を沖縄県那覇市に設定

もちろん海上は船での移動となるが、それ以外はすべて徒歩だ

距離にして約2000キロ。徒歩での移動時間は9日と20時間という結果に。意外と短いようにも思えるが、これは不眠不休で同じペースで歩き続けた場合の時間だ。途中の「右折する」や「横断歩道を渡る」といった行動が事細かに設定されていて、この項目は那覇にたどり着くまで実に865にも及ぶ

この機能は日本中どこでも計測できるので、遠隔地に住んでいて「今年の年末はぜひ徒歩で地元に帰省したい！」という奇特な人は活用しよう。そうでない人も近隣への移動時間を調べるのに使うと普通に便利なサービスだぞ