まだ標準検索? フリーのファイル検索ツールはこんなに速い!
ダウンロードしたファイルが見つからないとか、書いたはずのテキストがどこかにいっちゃったというときにはファイル検索が便利だが、XP標準の検索機能はめちゃめちゃ遅い。無料の検索ツールを使うのがオススメだ。
検索ツールには「通常型」と「インデックス型」の2つがある。通常型はパソコン内のファイルを1つずつ順番に探していくタイプで、インデックス型は事前にファイルの情報を「インデックス」と呼ばれるデータベースに登録し、検索時にインデックスを参照するタイプだ。
インデックス型は検索が非常に高速で検索したファイルを一瞬で発見できるが、インデックス作成に長い時間かかり、またインデックス作成後に追加されたファイルを検索できないという弱点がある。通常型とインデックス型で高速にファイルを発見できるツールはどれかを調べた。
■ 多彩な検索ツールを使いこなせ
エクスプローラの検索は操作が分かりにくく速度が非常に遅い
FileSeekerは軽快な動作と高速な検索が特徴の検索ソフト。正規表現にも対応している。ただし全文検索が行えない
インデックス型検索ツールの知名度を大きく引き上げたGoogleデスクトップ。ブラウザでウェブ検索と同じように使えるのが特徴だ。速度は通常型の検索ツールとは比べものにならないほど速い
Googleデスクトップに対抗してマイクロソフトが公開しているのがWindows Searchだ。Vistaに搭載されている検索機能とほぼ同等のソフトで、ダウンロードすればXPでも利用できる。速度はGoogleデスクトップと大差がないが圧縮ファイル内にあるファイルを検索できないなどの違いがある
インデックス型ファイル検索ツールは超高速だが、作ったばかりのファイルやファイルの更新内容を検索できないことが多い
通常型では「FileSeeker」がXP標準の25倍という激速ぶりで圧勝。一方インデックス型では「Googleデスクトップ」と「WindowsSearch」がほぼ同じくらいの速度でファイルを発見できた。
■ インデックス作成速度を調整
インデックス型検索ソフト最大のネックがインデックス生成時間だ。ファイル数やパソコンのスペックによるが3時間から3日間程度かかる。3日間も待ち続けるのがイヤなら、検索する必要のないフォルダがインデックスに登録されないように設定を変えてしまおう。
Googleデスクトップは通常パソコン全体をインデックス化するようになっているが、「TweakGDS」というツールを使うとインデックス化するフォルダをムリヤリ限定できる。お宝ファイルの検索だけに使うなら、ダウンロード先のフォルダや大量の音楽&動画ファイルのあるフォルダだけを検索対象にするといいだろう。
TweakGDSを起動しツリーから「Indexing」を選択。「Add」で登録するフォルダを指定する。「Delete Cache」をクリック後「C」と「D」のチェックを外して「Apply」をクリックすると好みのフォルダだけをGoogleデスクトップに登録できる
■ XPにもインデックス検索機能はある
実はXPにも標準で「インデックスサービス」というインデックス検索機能がある。標準では無効になっているが有効にすると検索が高速化する仕組みだ。しかしオフィス系のファイルとテキストファイル以外に対応していない上に動作が非常に重い。ハッキリ言って全く役に立たないぞ。