セーフモードでスパイウェアを根こそぎ駆除「SDFix」
USBメモリに導入しておくスパイウェア対策ソフトとしてオススメなのが「SDFix」だ。セーフモードで起動することで、OSの心臓部に根付いたスパイウェアをも削除できる強力な機能を搭載しているぞ。
セーフモードでないとソフトが正常に動作せず、スパイウェアを駆除できなかったり被害を悪化させる恐れがある。また完全にスパイウェアを駆除するには1回ではなく複数回実行する必要があるぞ。SDFixは強力だが対応しているスパイウェアがあまり多くないのが弱点だ。「MalwarebytesAnti-Malware」(MBAM)も併せてインストールしておこう。SDFixで駆除できなかったスパイウェアを完全に排除できるのだ。。
■SDFixとMBAMでスパイウェアを根から絶つ
Sdix | ||
作者:AndyManchesta |
Malwarebytes Anti-Malware | ||
作者:Malwarebytes |
SDFixをUSBメモリにコピー。前ページと同様にファイル名を必ず変更しておこう
USBメモリにMBAMのインストーラをコピーしておく。スパイウェアに感染したと思ったらUSBメモリからインストーラを実行してインストールを行おう。ソフトを起動して「Update」タブを選び「Check for Updates」をクリックすると定義ファイルの更新が行われる
動作がおかしいパソコンの電源を投入してすぐにキーボードの「F8」を連打する。「拡張オプションメニュー」が表示されるので「セーフモード」を選ぼう。OSを選択するとパソコンがセーフモードで起動する
USBメモリを挿入してSDFixを実行する。ハードディスクのCドライブに「SDFix」フォルダができるので開いて、内部にあるファイル「RunThis.bat」を実行しよう
画面のウインドウが表示される。キーボードの「Y」を押して「Enter」を押すとルートキットとスパイウェアの駆除が始まる
20分ほど経過すると「The PC will now restart」と表示される。どれかキーを押すとパソコンが再起動する。処理はまだ終了していないので注意
「Finished!」と表示されたら駆除終了だ。どれかキーを押そう
メモ帳で駆除結果が表示される。少しでもスパイウェアが残っているようだったらすぐにもう一度最初からSDFixを実行しよう
続いてMBAMを起動し、「Scanner」タブを選んで「Scan」をクリックしよう。スパイウェアの検出と駆除が行われる。これでパソコン内のスパイウェアはほぼ一掃できたぞ
■ルートキットを退治しよう
「ルートキット」と呼ばれる凶悪なスパイウェアの中には、専用ツールを使わなければ削除できないものがある。しつこいルートキットを駆除するには専用ツール「RootkitBuster」を使って駆除しよう。ただしノートンを使っている場合はシステムファイルを誤検出する場合があるので注意。
RootkitBuster | ||
作者:トレンドマイクロ |
続いてMBAMを起動し、「Scanner」タブを選んで「Scan」をクリックしよう。スパイウェアの検出と駆除が行われる。これでパソコン内のスパイウェアはほぼ一掃できたぞ