オフライン化ってこんなに便利!(2) Google Map編
最近はどこへ行くにも、ネットで地図を確認する。しかし外出先で場所を確認したいときや、GPS携帯を持っているけど反応は悪いし圏外だ! という時は困ってしまう。あらかじめPCに世界地図をダウンロードしておき、ネットがつながらないオフライン環境でも地図を閲覧できるようにしておこう。
ここでは膨大な地図の画像データをつなぎ合わせて作られているオンライン地図サイト「GoogleMaps」から画像データをダウンロードし、自分のPC内で再構成して自分で地図を作り上げる方法を紹介する。言葉で説明すると面倒に思えるかもしれないが、「GM_Lite」というダウンロード支援ツールが存在するので簡単だ。ダウンロードした地図画像はブラウザを使って描写され、拡大縮小などに対応。マウスでぐりぐりと動かすことができるようになる。理論的には詳細な世界地図をすべてダウンロード可能で、まさに世界最大の地図が無料で手に入るぞ。ただ、東京都の最も拡大した画像だけで4Gバイトになってしまうので、HDDの容量と相談してどの地域をダウンロードするか決めよう。
■ 地図データを高速に一括DL!
Google Maps | ||
作者:Google |
ActivePerl | ||
作者:ActiveStale Software |
GM_Lite | ||
作者:実用工房 |
down_imgs.pl DL制限回避 | ||
作者:bucchi |
最新版の「ActivePerl」をダウンロード。ダウンロードツールで使う「Perl」の実行環境を整える。一番上のボタンにチェックが入っていることを確認してインストール
「GM_Lite」をダウンロードして展開。そのままだとGoogleにDLを制限されてしまうので回避パッチをDL。ダウンロードしてきたパッチを「bin/down_imgs.pl」と置き換える
「cygenv/down_imgs2.bat」を実行。しかし、ダウンロードした画像が0バイトとなることがある
うまくダウンロードできない場合は、回避パッチ「down_imgs.pl」をテキストエディタで開き、9行目の「$parallel=12;」の「12」を「4」へ変更してみる
再度、「cygenv/down_imgs2.bat」を実行すると、DOSが起動しものすごいスピードでダウンロードが開始される
ダウンロードが完了すると自動でDOS窓が閉じる。「gm_lite.html」を起動してみよう。見事地図が表示されたはずだ
デフォルトでは大ざっぱな世界地図のみだ。回避パッチ「down_imgs.pl」をテキストエディタで開いて、直接座標(X.Y)の範囲を指定してDLしてやると、拡大したときの画像を取得することができる
拡大しても画像がないため白い表示になってしまう。座標(X.Y)は「Shift+!」キーで知ることができる。範囲指定の時に役に立つだろう。また、困ったときは「Shift+?」キーでヘルプが表示されるので覚えておきたい