USBメモリから起動し削除済みファイルを復元不能にするツール

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削除したファイルは、専用ツールなどで復元され得る。「既に削除したファイルを復元不能な状態にする」という処理を行う、USBメモリ内から起動できるポータブルツールが「Portable Disk Redactor」。ネットカフェ等で便利だ。

ごみ箱などを使った通常の方法で削除されたファイルは、「DataRecovery」などの復元ツールを使えば復元できる。共用マシンで個人情報入りのファイルを扱った場合は、マシン利用後に「HDDの空き容量に対して復元不能な完全削除を行う」というツールを使っておこう。「Portable Disk Redactor」なら、USBメモリ内から起動できるので、ネットカフェ等の共用マシンで使うのにピッタリだ。完全削除能力はあまり高くないが、それは高度な復元を試みる専門業者などに持ち込まれた場合に問題になるような話。ネットカフェ等で警戒すべき「前の人が何か面白そうなデータを残している(=復元可能な状態にしか削除していない)かも」という程度の攻撃に対しては十分だろう。

※参考:削除済みファイルを復元不能に完全削除する「Prevent Restore」 :教えて君.net
インストール必須な同種アプリ。複数ドライブに対する処理を一括実行できるので、自分のノートPCなどの定期メンテナンスにはこちらを使うと良いだろう。

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Softpediaのページからダウンロードし解凍。USBメモリ内などに入れて持ち歩き起動する。「Wipe Disk」でドライブを選択。

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処理速度は比較的速い。まぁ、つまり完全削除能力を犠牲にしているからなんだけど、「念のため」といった形で手軽に使うツールとしては悪くないだろう。

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コマンドラインオプションにも対応している。「ネットカフェのマシンは大体Cドライブしかない」と見なし、Cドライブを完全削除し処理後に自動終了する項目をUSBメモリ用ランチャに登録しておくと便利かも。なお、作者ページには「FAT32で動作する」とあるが、これは「このバージョンからNTFSだけでなくFAT32でも動作するようになった」の意味である模様。

※参考:USBメモリ用ランチャ「Portable Start Menu」 :教えて君.net
USBメモリは接続するPC次第でドライブレターが変わるので、通常のショートカットではNG。専用のUSBメモリ用ランチャを使えば、ドライブレターが変わっても登録済み項目を一発実行できる。

執筆:tokix (tokix.net)

2008年10月03日 10時22分
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