コマンドでウェブサービスを呼び出せるFirefox拡張
Ubiquityは、コマンドプロンプトのように、コマンドと引数をタイプしていろいろな機能を呼び出せるFirefox用拡張機能だ。コマンドはJavaScriptで記述するようになっており、検索サイトを呼び出したり、見ているページをオンラインブックマークに登録するなど、さまざまな機能を実行できる。
同様のことは、ブックマークレットなどでもできるが、登録数が多くなると目的の機能を選択しづらくなってしまうのが難点だ。一方、Ubiquityなら、コマンド名さえ覚えていれば素早く呼び出せるので使いやすいのだ。
また、「google」コマンドなら「g」のように、コマンド名の途中まで入力するだけでそのコマンドを呼び出せたり、引数をタイプするごとに結果が表示されるタイプのコマンドも作れるなど、少ない入力で目的を達成できるように工夫が凝らされている。Ubiquityは、まだ最初のテスト版が登場してから間もなく、ユーザーによって公開されているスクリプトも少ないが、開発が進んで完成度が高まってくれば、多くの有志によっていろいろなスクリプトが作られるはずだ。
■ コマンド入力でさまざまな機能を呼び出す
Ubiquity | ||
作者:Mozilla |
mozilla Labsのページで「GET IT NOW」をクリックしてインストールを行おう
初期設定では、Ctrlキーを押しながらスペースキーを押すことで、コマンド入力欄を表示できる。使い方が分からないときは、説明を表示する「help」コマンドや、「command-list」コマンドを入力してみよう。Enterキーで選択中のコマンドを実行できる
Google検索コマンドでは、キーワードをタイプするごとに検索結果のプレビューが表示される
「StartCommand」というサービスでは、「コマンド検索」で表示できるコマンド情報ページで、Ubiquity用のコマンド定義スクリプトを配信している
「command-editor」コマンドで表示されるコマンド定義欄に、StartCommandからコピーしてきた定義スクリプトを貼り付けてみよう。このように、コマンドが追加される