ウインドウズNT/2000/XPと互換性のあるOSとしてオープンソース（GNU）で開発が進められている「ReactOS」の0.3.6版が公開されて話題になっている。このOSはまだアルファ版の段階であるが、ウインドウズ用のドライバを使って、XPが動作していたマシン上で動作するようになった。

ウインドウズと互換性のあるOSを提供しようという動きにはLinux上で動作するWineがあり、アプリケーションレベルでの互換性は高い。しかし、ReactOSは、「Linuxベースではウインドウズと完全な互換性は達成されない」というコンセプトで開発されている。

ReactOSは2008年中にベータ版（0.5版）が公開される予定で、その時点でカーネルの70％は互換性を確保する計画。「RectOSエクスプローラ」が搭載されファイル管理が行えるようになり、マイクロソフトオフィスなどのソフトも動作するようになるという。

・ReactOS