ドアスコープの内側をはっきり見通す特殊なレンズ
案外知られている光学系アブ物に「ピンホールレンズ」がある。わずかなすき間から向こう側を見るというアレだ。それに対してまだ知名度の低い「リバースドアスコープ」。今回の鑑定品だ。ドアスコープの向こうを覗けるらしいぞ?
「リバースドアスコープ」名前を聞けば分かるようにドアの逆側、つまりドアの外から中が見えちゃう装置だ。
コンクリートマイクと同じで、これもプロ用だろう。鍵を忘れて入れないヒトが中を確認するという用途も考えられなくもないが、そのためだけに5万円(本当に5万円くらいするのだ)投資するのは現実的じゃない。今度はヒキコモリのムスメの様子をチェックするのに使ったりして。
それにしても、どんなふうに見えるのだろう。こちらも使ってみたい触ってみたいと、やはりコニーエレクトロニクスサービスにお願いして借りてきたのだ。
左端をドアスコープに密着させて使うリバースドアスコープ。内側から外がワイドに見えるようになっているドアスコープを光学的に逆の構造にしているのだ
部屋の中がこんなふうに見える。防犯や防災のための確認用にどうぞ
一方、意外と知ってる人も多いというアブ物「ピンホールレンズ」はこちら。ビデオカメラの先端に取り付けて使用。わずかなすき間があれば、その向こう側がワイドかつクリアに撮影できる
鑑定結果「内部の見通しがカギですね」
アブ物度:☆☆☆★★
「これ、確かに外から中を見ることができます。レンズもいいモノ使ってます。ダテに5万円するわけじゃありませんね。しかし仕方のないことですが、視野角が狭いですね。玄関から居間までが一直線で見通せる部屋なら威力は絶大だと思いますけどね。」
2008年06月23日 16時41分