ブラウザで入力したパスワードをキーロガーから守る「KeyScrambler」

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ログインページで入力した文字列をハードウェアレベルで暗号化し、キーロガーに読み取らせないようにする暗号化ツール「Key Scrambler Personal」がリリースされた。IE・Firefoxの両方に対応しているぞ(Sleipnir等IE系タブブラウザ・Operaは非対応)。入力文字列を暗号化 → キーロガーが読み取る文字列 → 復号化してブラウザに渡す、という仕組みなので、万一キーロガーを仕込まれても入力と違う文字列しか記録されない。パスワード盗難を防ぐことができるのだ。もちろん、キーロガーを仕込まれないように注意するのが最も重要だが、万一の場合のための最終防衛ラインとして導入しておこう。

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KeyScramblerを作者のダウンロードページからダウンロードしてインストール。フリーのPersonalとシェアウェアのProfessionalがある。Professionalはログインページに限らずあらゆるページで入力を暗号化するのだが、パスワード盗難を防ぐならフリーで十分。インストール途中でブラウザを選択する。

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Firefox用をインストールする場合は拡張のインストール画面が立ち上がるので、通常の拡張と同じようにインストールしFirefoxを再起動させよう。

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インストール後にマシンを再起動させると、以後ログインページにアクセスしたときKeyScramblerの表示が行われる。ログインページでは入力が暗号化されており、キーロガーに記録され得るのは「Encrypted keystrokes」に表示されている文字列。実際の入力と異なっているのだ。

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Firefoxでも同じ動作。なお、暗号絡みの知識が多少以上ある人向けに補足しておくと、暗号化処理は何らかの可変要素(詳細未検証)を鍵にしているようで、同じ入力を行っても「Encrypted keystrokes」は毎回違う。ロギング後に「Encrypted keystrokes」から元の文字列を復元するのは現実的に不可能なはず。

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実際に国産高機能キーロガーCasperでテストを行った結果が左SS。入力とは異なる文字列が記録されている。

2006年12月20日 20時26分
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