危険サイトを「制限付きサイト」に一括自動登録する「SpySites」
IE(やIEエンジンを使うタブブラウザ)には「制限付きサイト」というリストがある。危険なサイトを登録すると、そのサイトにアクセスしたとき自動でセキュリティを高めてくれる……のだが、基本的に、危険サイトにセキュリティの低い設定でアクセスしたら、その時点で既に手遅れだ。「制限付きサイト」とは、自分がアクセスしたサイトを登録するのではなく、今回紹介するフリーソフト「SpySItes」などを使い、危険サイトを一括で自動登録しておくリストなのだ。危険なサイトを制限付きサイトに一括自動登録 → うっかりアクセスしてしまっても自動でセキュリティが高まる → スパイウェア等のインストールを防げる、というように「制限付きサイト」を活用しよう。
先に書いておくと、「制限付きサイト」に危険サイトを一括自動登録する手段には、「IE-Spyad」というフリーソフトもある。IE-Spyadの危険サイトリストは約4000で、SpySitesは約16000。「SpySites」の方が数が多いし、そもそも複数のツールを使っても問題は起こらない。基本的には両方入れれば良いだろう。また、「制限付きサイト」はインターネットオプションの設定であり、SleipnirなどIEコンポーネントのタブブラウザでも有効になる。
「SpySites」を作者のダウンロードページ(「INTERNET RELATED」の下。「SpySites Plus」は有料版なので、その下の「SpySites」の「HERE」)からダウンロードし解凍してインストール。
続いて、作者のページから「SpySites Database」をダウンロードし解凍してインストール。定期的にアップデートされているので、たまにアクセスし、更新されていた場合は再度ダウンロードしインストール、という形になる。
「Spy Sites」を起動し「Options」「Add All Sites To Restricted Zone」をクリック。
IEの「ツール」「インターネットオプション」を開き、「セキュリティ」タブで「制限付きサイト」を選択して「サイト」。大量のサイトが登録されているはずだ。
以後、登録された危険サイトにアクセスした場合は右下に「制限付きサイト」と表示される。自動でセキュリティが高められ、スパイウェアのインストールやトラッキングCookieの受け入れが行われなくなる、という仕組みだ。