インクリメンタルサーチ可能なクリップボード履歴ツール「eClip」
例えば、「こんにちはネトランです」という文章を「ネトラン」といったキーワードで検索できるのが、通常のキーワード検索。インクリメンタルサーチとは、「こんにちはネトランです」という文章を「neto」と打ち込むだけで検索できる機能。全角/半角切り替えや変換作業が不要なので、日本語を高速に検索するため非常に重要な機能なのだ。……ということで、クリップボードに入った文字列を記憶し後から呼び出す、いわゆる「クリップボード履歴ツール」に、インクリメンタルサーチ機能を搭載させた「B@r09u3⇔Style Op.2」の新作、「eClip」を紹介しよう。
「eClip」を作者のページからダウンロードし解凍して適当なフォルダにコピー。別途、インクリメンタルサーチのために「C/Migemo」の「バイナリ(DLL) リリース版 for Windows」を「KaoriYa.net」から(左SS参照)、「BREGEXP DLL」を「Baba Centerfolds」の公開ページからダウンロードし、それぞれ解凍。「C/Migemo」はbz2形式で配布されているので「Lhaca デラックス版」などを使って解凍。
「eClip」のフォルダに、「C/Migemo」の「migemo.dll」「dict」フォルダ、「BREGEXP DLL」の「BREGEXP DLL」をコピーし、「eClip.exe」を起動。起動直後にタスクトレイアイコンを右クリックし「終了」。
「eClip」フォルダ内に「eClip.ini」が生成されるのでメモ帳で開く。下から三行目「MigemoSearch=」を「2」に変更し「ファイル」「上書き保存」。再度「eClip.exe」を起動し、後は普通にマシンを使う。
タスクトレイアイコンをクリックすると「eClip」ウインドウが表示され、クリップボードに入った文字列が一覧表示される。選択すればその文字列がクリップボードに入るので、ペーストで他のアプリに貼り付けられる。……というのが普通のクリップボード履歴ツール。
打つ度に候補が絞られていくのがインクリメンタルサーチ。大量の履歴の中からでも素早く目的の文字列を探せるのだ。
タスクトレイアイコン右クリック「設定」から設定ウインドウを開く。「呼び出しキー」は「eClip」メインウインドウを開くホットキー。設定しておき、日常的に「eClip」を使いまくるべし。