【IrfanViewを極める】OCR機能で英文画像をテキストに変換する

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内容に文章が含まれた画像ファイルから、文章をテキスト形式で自動読み取りするOCR機能は、写真やキャプチャ画像から文字起こしを行う際の労力を大幅に軽減してくれる。IrfanViewでもOCRは利用できるが、プラグインの導入が必須だ。

OCRは、写真や画像に写っている文字を読み取って、パソコンで編集できるテキスト形式に変換する機能だ。IrfanVewでは、英語のOCRに対応しており、プラグインを導入することで利用できる。
プラグイン「OCR_KADMOS.DLL」をインストールすればOKだ。
日本語に対応していないのは残念だが、英語の長文を翻訳したいときに、スマホで撮影してパソコンに送り、IrfanViewのOCR機能でテキストデータに起こしてGoogle翻訳にかける、といった用途に利用できる。英文のテキスト入力の手間を省けるので、うまく活用しよう。

■ IrfanViewにOCR機能のプラグインを追加する

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IrfanViewのOCR機能は、初期状態では利用できない。「OCR_KADMOS.DLL」というプラグインが必要になる

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KADMOS ICR/OCR SDK」からプラグインをダウンロードし、インストールしよう。今回は英文の画像を変換するので、星条旗のアイコンのある英語版の方をダウンロードする

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ダウンロードしたプラグインのインストーラーを実行する。特に設定はないので、初期設定のまま先に進めていけばインストールは完了する

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記載されている英文をテキストに変換したい画像ファイルをIrfanViewで開く

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IrfanViewのメニューバーの「オプション」から「OCRを開始」をクリック

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変換用の画面が表示される。左側に画像のテキストが表示されているので、変換したい部分をカーソルで領域選択する

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選択した領域の英文が、テキストとして読み取られ、別のウインドウに表示される。ところどころ正しく読み取られていない部分もあるが、最初から英文として書き取るよりは、はるかに労力の短縮になるはず

2013年05月03日 12時54分
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