用途に応じてスイッチ!3つの拡張でChromeのブックマークを高機能化
ブラウザの機能が進化する一方で、ブックマーク機能は取り残されている感がある。最新のChromeであっても、目新しいのは他マシンのChromeとの同期機能くらいでのもので、基本的な機能は昔から変わっていない。大量のブックマークを使いやすく管理できる拡張を組み合わせて、使いやすいようにカスタマイズしてみよう。
Chromeのブックマークを使っていると、いくつか不満点にぶつかるハズ。
例えばブックマークツールバーの限界。毎日アクセスするサイトはブックマークツールバーに登録するのが一番だが、大量のサイトを登録するとごちゃごちゃになる。Chromeの自動同期機能で、自宅でも会社でもブックマークを共通化している場合、用途に応じてブックマークバーを切り替えられると非常に便利だ。
こういったブックマークバーを使い込んでいる人のための、便利なChrome拡張を紹介しよう。Googleブックマークを使って、普段使う一軍のブックマークのほかに、あまり使わなくなったが消すほどでもないブックマークを保存しておける「二軍の保管倉庫」的なスペースとして利用。
また、サイトの消滅やサーバーの不調でアクセスできないサイトを自動で検出するようにすれば、大量のブックマークの管理が楽になる。
Chormeのブックマークは工夫次第でもっと便利になるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
■ Chromeに新しいブックマークバーを追加する
「Bookmark bar switcher」をChromeにインストール。ツールバーに追加されたアイコンをクリックして「New bar」を開こう
「Name」に新しいブックマークバーの名称を入力。「OK」をクリックしよう
これで新しいブックマークバーが追加された。切り替えるときは「Bookmark bar switcher」をクリックして、ブックマークバーを選択しよう
■ 標準ブックマークとは別の「2つめのお気に入り」を設定
Chrome標準のお気に入りは、「その他のブックマーク」から開く。しかし、ブックマークを他のマシンと同期していると、全マシンで同じブックマークになってしまう。もう1つ、別のブックマーク一覧が欲しい人もいるだろう
「Google Bookmarks」をChromeにインストール。ツールバーに星型のアイコンが追加されるので、Googleのブックマーク機能が表示されるぞ。追加や削除は「ブックマークを管理」から行う
このブックマークはChromeの標準ブックマークとは別物。普段使わないサイトや、Chromeのブックマークとは混同したくないようなサイトは、こちらに登録しておくといい
■ ブックマークから不通になっているサイトを自動検出
「Bookmark Sentry」をChromeにインストールすると、Chromeのブックマークの中から、サイトが削除されたものや、接続できないものを見つけ出してリスト化してくれる。もちろんリストからまとめて削除することも可能。大量のブックマークのメンテナンスが楽になる
「Bookmark Sentry」はツールバーにアイコンなどは表示されない。「ツール」→「拡張機能」から「Bookmark Sentry」の「オプション」をクリック
「Bookmark Sentry」の設定画面が表示される。再度、ブックマークのエラーを探したいときは「Scan Now」をクリック。定期的に自動実行させたい場合は「Preferences」から、日時を指定しよう