VirtualDubModとDeLogoフィルタで目立たないようにすることが出来るぞ
多くのテレビ局では、朝の放送中に画面の左上に時刻が表示される。番組に夢中になって出かける時間を忘れてしまわないようにという配慮なのかも知れないが、土日の朝にアニメを見ている人が時間を気にするのかは疑問だ。永久保存したい良作アニメも、無駄な時刻表示が画面端に居座っていたら興ざめしてしまう。録画したアニメから時刻表示を消し去りたければ、VirtualDubModとDeLogoフィルタを使おう。画面上の特定の範囲を消し去って、周りの絵を元に補間してくれる。ぼやけた感じになって完全に復元は出来ないが、時刻が表示されたままよりはずっとマシだぞ。
VirtualDubModをインストールしたら、インストールしたフォルダ内の「plugins」フォルダにDeLogoFilterの本体である「delogo.vdf」を入れよう。
VirtualDubModで録画したMPEG動画を読み込んだら、「映像」→「フィルター」を実行する。
フィルターの一覧画面で、「追加」を押す。なお、時刻表示除去の前に実行しておきたいフィルタがある場合は、予め追加しておこう。
インストールされているフィルタの一覧から、「DeLogo」をダブルクリック。
設定画面が表示される。まずは「Show preview」を押そう。
別ウィンドウで動画が表示されるので、消したい部分が分かりやすいコマを表示し、DeLogo設定画面の「Analyse」の所にある「Save frame」を押す。
次に、ペイントソフト(今回の例ではPixiaを使う)を起動し、描画カラーを完全な赤に設定する。
先ほど保存したBMPファイルを読み込み、消したい部分を塗りつぶして保存しよう。
次に、DeLogo設定画面で、「Repair」の右の「Load」をクリックし、保存したBMPファイルを読み込む。
もう一度「Show preview」を実行してみよう。このように、塗りつぶした部分が消えて、周りの色を元に補完されているはずだ。