Androidを搭載した周囲を確認できる透過型のヘッドマウントディスプレイ
一昔前くらいに流行った「バーチャルリアリティ」でもてはやされたアイテムといえば、メガネ型のディスプレイを目の前に装着して、視界いっぱいに拡がる大画面を楽しむ「ヘッドマウントディスプレイ」。そのヘッドマウントディスプレイがAndroidと合体したのが、エプソンの「MOVERIO シースルーモバイルビューアー BT-100」だ。
ヘッドマウントディスプレイである「BT-100」の最大の特徴は、メガネ部分がシースルー(透過)型になっていること。これまでの個人向けヘッドマウントディスプレイは、目の前に画面が表示されるため、周囲の状況をまったく確認することができず、出先などで使うのがちょっと厳しかった。ところが本製品ならば、画面と同時に周囲の風景も確認できるので、電車などでの移動中でも映像を楽しみやすい。
またコントローラー部はAndroid2.2搭載端末となっており、BT-100単体で写真や映像を鑑賞できるのも特徴だ。FlashPlayerの利用や、アプリを使うことも可能で、ユーザーメモリやmicroSDに保存した動画や写真を、ヘッドマウントディスプレイに映して楽しめる。またWi-Fiにも対応しており、Webを閲覧したり、動画サイトの動画も見ることができる。
また映像については、遠くを見れば見るほど画面が大きく見えるという特徴がある。5m先を見つめると画面が80インチ相当、10メートル先なら160インチ相当、20メートル先なら320インチ相当に見えるという。また3D表示にも対応している。
本製品を使えば、デッカい液晶テレビがなくても、いつでもどこでも大画面での動画鑑賞が可能になる。一人でこっそり夜の動画を大迫力で楽しみたいなんてときにも良いかも!?
2012年08月11日 16時54分