HDD内ファイルをタグで管理できるファイラー「SPEED TAG」

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HDD内ファイルにタグを付加したりタグを元にファイルを探したりできるファイラー「SPEED TAG」がリリースされた。正直言って、日常的に使うファイラーとしてオススメかどうかは何とも言えない。軽快性が低い上に、二度目以降の起動時にウインドウサイズ・ポジションが前回終了時の状態を復元しないなど、基本的な使い勝手に難があるからだ。ただ、まだファーストリリースなので今後のバージョンアップによる機能強化に期待できるし、また、今後同種のツールが登場していくことを予感させてくれるツールだ。概要を紹介しよう。

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詳細未調査なのだが、本体に同梱されているインストール手順によると、XP標準のファイル共有機能を有効にしておく必要がある。コントロールパネル内「ネットワーク接続」で利用しているLANを右クリックし「プロパティ」を開いて「Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有」を有効にしておく。

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作者のダウンロードページから「SPEED TAG」をダウンロードし、配布ファイル内のインストーラーを使ってインストールを行う。途中、一度OSを再起動させた後、プロダクトキー入力画面が表示される。マウスクリックでユーザー登録画面を開く → メールアドレス等を登録 → 登録したアドレスにプロダクトキーが届くので登録、という手順。

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エクスプローラチックな2ペインファイラー。ファイルを右クリックし「タグ」を開いて「タグ追加」でタグの付加を行う。「タグ」「値」という関係が少し分かりにくいが、MP3タグのようなイメージ。「『タグ』が『アーティスト』で『値』が『宇多田ヒカル』」、というような関係性だ。

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一つの「タグ」に対して複数の「値」を登録し、各ファイルに関して選択する。「使用状況」タグを作成し、重要ファイルには「今使ってる」「たまに確認する」という値を付加する、といった使い方をすると良いかも。

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メインウインドウツールバーの「検索」をクリックすると検索ウインドウ。ファイル名やサイズ・最終更新日といった要素だけでなく、タグによってファイルを探すこともできるのだ。タグによる検索は、予めインデックスされているようで一瞬で終わる。

2006年07月28日 23時59分
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