海外版iPhoneでドコモ回線が利用可能に Appleの反応は…?
日本通信はiPhone向けのmicroSIMカードを8月中に発売する。国内向けiPhoneではSIMロックがかかっているため利用できないが、海外のiPhoneに接続すればドコモの回線を利用できるようになる。日本通信では輸入したiPhoneとのセット販売も検討しているとのこと。
日本通信が8月下旬に発売するmicroSIMカードは、海外のiPhoneに装着することでドコモの回線網を利用できるようになる。ただし、一般ユーザーにとってかなりハードルは高い。
まず、輸入版iPhoneの本体価格は国内版よりも高くなり7万円以上になると予想される。通信速度も最大300kbpsのベストエフォードとなり、通話やメール機能も使えない。さらに、日経新聞の報道とは逆に、海外のiPhoneは日本のAppleではサポートを受け付けていないというも情報ある。
一般ユーザーへの普及を目指すというよりは、「ドコモの回線でiPhoneが使われている」という既成事実を作るために話が進められているように見えるこの一件。Jailbreakにあれだけ神経を尖らせているAppleがこの横車を許容するとは考えにくい。ドコモとAppleとの関係を決定的に悪くすることにならなければいいが……。
2010年08月06日 19時44分