中国政府の検閲に反発し撤退を決定したGoogleだが、これに対して中国のネットユーザーはGoogleの検索機能をコピーしたサイト「Goojje」（グージェ）や、YouTubeのコピーサイトである「YouTubeCN」を開発しネットに公開している。

どちらもネット企業ではなく中国の一般ユーザーが開発したサービス。Goojjeは広東省在住の女子学生（20歳）を中心とする若者二十数人のグループによるもの。また、YouTubeCNを開発した中国南部に在住する男性（28歳）は「公共へのサービスのためにつくった」「YouTubeが中国当局による遮断で閲覧できないため、海賊版を開設した」とコメントしている。
海賊版といえば中国のお家芸であり、違法な金儲けというネガティブイメージがあるが、今回の一連の海賊版サービスは中国政府への抗議の意味合いが強い。中国政府が事実上容認し問題となっている「海賊版」で中国政府を皮肉るセンス。どうやらハッカー気質というのは万国共通であるようだ。

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