圧縮・音ズレ回避など 地デジTSをお手軽編集するツールまとめ
地デジを録画したTSファイルは、そのままだと見たくもないCMが大量に入っているし、ファイルサイズだってやたらデカい。だがコピーフリーで録画したからには、好きなだけ動画編集が行える。不要シーンをカットしたりファイルサイズを小さくしたりと、徹底的にいじりまくろう。ブルーレイにバックアップする前に見やすい動画にするのもオススメだぞ。
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録画した番組を視聴するときに気になるのが、何と言ってもCMだ。一度見て消すだけの番組ならまだしも、永久保存したい動画だと毎回CMをスキップするのはウザい。特に、こちらで紹介したTvRockのタイマー録画は約1分前から録画が行われるため、ファイルの先頭にはほぼ確実にCMが入る。CMだけをカットしてしまおう。
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Murdoc Cutterは手軽にCMカットを行えるので便利だが、約2分の1秒単位でしかカットする個所を頭出しできないという欠点がある。番組とCMの変わり目がうまく頭出しできないと、再生時にCMの終わりが一瞬映ってしまったり、運が悪いと番組の冒頭や末尾のシーンが少しカットされてしまう。より確実なカット編集がしたいなら「TMPGEnc MPEG Editor3」を使おう。
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地デジの番組をたくさん録画していると、複数の動画からお気に入りのシーンだけを集めた動画を作りたくなることがある。バラエティから好きなお笑い芸人が披露しているネタを抜き出して1つの動画としてまとめたり、アニメからエロそうなシーンばかりを抜き出すなど、複数動画をミックスさせた動画の作り方を教えちゃおう。
Murdoc Cutterは手軽にCMカット
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地デジのハイデフ映像は非常に美しいが、ファイルのサイズは異常にデカくなる。たった1分で100Mバイトを超え、1時間番組だと7Gバイト程度になってしまうのだ。ブルーレイなどの外部メディアにバックアップするのが一番だが、何度も見たい番組はハードディスクに残していつでもサッと見られるようにしておきたい。
Murdoc Cutterは手軽にCMカット
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TSファイルをカットしたりエンコードすると映像と音声のタイミングがズレた動画ができてしまうことがある。俗に「音ズレ」と呼ばれる現象だ。口の動きと声が合っていない動画は気持ち悪いが、カットやエンコードなどの編集作業を行ったあとのTSファイルの音ズレを直すのは非常に難しい。編集前のTSファイルを確実に音ズレしないような状態にしてから別ツールで編集し直す方が確実だ。
Murdoc Cutterは手軽にCMカット
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パート1でプロジェクトファイルを作成し準備が完了したら早速動画の編集作業に移ろう。編集には「AviUtl」を利用する。動画編集ツールの中には映像と音声を分離しても結合時にズレを生じさせるツールがあるが、AviUtlなら問題なく編集が可能だ。
Murdoc Cutterは手軽にCMカット