朝日、講談社、小学館による辞書検索サービス Wikipedia対抗
朝日新聞、講談社、小学館が辞書検索サービス「kotobank」を公開した。三社のもつ辞書のデータベースを横断検索してくれるサービスで、参加型のWikipediaとは違い信頼のおけるコンテンツのみで構成されるとのこと。
使い方は基本的に検索フォームで検索するだけ。トップページから辞書を絞り込んで検索することもできる。合致した言葉があれば辞典の内容を表示。複数の辞書や複数の候補があれば選択、絞り込みが行える。
検索対象となっているのは小学館の「大辞泉」や朝日新聞の「知恵蔵」などのメジャーなものからマーケティング用語辞典、デジタル用語辞典などおよそ50の辞書。能楽辞典なんてのもあり、検索しているとなかなか面白い。IE、Firefox用の検索バープラグインも用意されているぞ。
Wikipediaはあくまで百科事典なので、目指している方向が違うような気もしなくもない。テキストにやたらめったらリンクが貼られているさまはIT用語辞典を思わせる。検索結果の途中や下部にある広告も気になってしまうのはWikipediaに慣れすぎたせいだろうか。今後、信頼性のおけるソースとして使われるかどうか見守っていきたいところ。
・IT用語辞典 e-Words
・信頼性でWikipedia対抗 朝日新聞、講談社、小学館など無料辞書サイト - ITmedia News
2009年04月22日 15時57分